レアル・マドリーに離されないためにも、

アフリカ・ネーションズ・カップの関係でメンバーが入れ替わる
この時期の下位チームとの対戦は非常に大切になってくるバルセロナ
カンプノウムルシアを迎えての一戦。


バルサのスタメンは、
バルデス、シウビーニョ、プジョルテュラムザンブロッタマルケスグジョンセン、シャビ・エルナンデス、アンリ、エトーボージャン・クルキッチ


ムルシアのスタメンは、
ナタリオ、ペーニャ、オチョア、メヒア、デ・コス、ガルシア、モビラ、デ・ルカス、アベル、ゴワトン。バイアーノ。


ムルシアの基本戦は、ゾーンよりも、マンツーマン気味に対応する。
FWもマルケスへの守備に参加しているため、
マンツーで相手についても選手は余る計算になる。
バルササイドからすると、プジョルテュラムがフリーとなるが、
この2人ならと思ったのかも。
CBがフリーなバルセロナ
しかし、
この試合はいつもと違い、
マルケスミリートではない。
ロングボールの精度は期待できないし、
積極的に攻撃を組み立てようとも思わない2人。
攻撃のリズムが作れないバルサ


ムルシアは、DFラインから出るボールを積極的に狙う。
インターセプト狙いで攻撃に出ようしていた。
前の3人で点を奪れたら...
これがムルシアの狙い。


5分すぎ。
カウンターから、バルサは決定的なチャンス。
グジョンセンのスルー→エトー
ようやくらしさが戻ってきたのかな...エトー。。。


この試合、
バルサのプレスはよく効いていたと思う。
ただ、ひとつ大きな問題があった。
アンカーがいつもとは違ったこと。
久しぶりにこのポジションに入ったマルケスがミスを連発した。
敵のボールを奪うべき役目の選手が、
相手に奪われてどうすんの。。。


立ち上がりは攻撃のリズムが全く掴めなかったバルサだが、
さすがに自力の差か、
徐々にボールを回せるようになっていく。
アンリが効果的な動きをしたのも大きかった。
そして、
左サイドにポジションを移したエトーが、
上手くボールをキープできたこと、
シウビーニョが相手の裏を取れたことも大きな要因。


これによりムルシアは、
マークがずれ始め、守備に綻びが出てくる。
こうなってくると、
いきなり大ピンチに陥る。
なぜなら、
全体的に自陣に引いているので、
ゴールに直結してしまうから。


27分頃。
ザンブロッタボージャンマルケスザンブロッタと繋いで右サイドを突破。
ザンブロッタのクロス→グジョンセンで先制。


こうなると、
ムルシアは苦しい。
リスクをかけなくてはならなくなるが…。


この試合、チェックしなければならないのは、
やはり、アンリ。
久しぶりの先発でも随所にスピードで相手を圧倒するシーンがあった。
ただ彼の場合、
周りの動きが一番重要になってくる。
特に同サイドでコンビを組んだシウビーニョ。
何かと、独力でやりたいアンリは相手からすると、
かなりやりづらいハズ。
ガナーズとは違い、
もっともっと中へ切り込むプレーを求められるから。


前半はこのまま1-0で終了。


後半立ち上がりにバルサは冷や汗をかく。
バルデスのファインセーブで助かったが、
ここで同点になっていたら、
展開は変わったのかもしれない。。。


52分頃、試合が動く。
マルケス→アンリ。
ここでエトーガ絶妙な動きを見せる。
この場面のエトーのポジショニングが面白かった。
アンリのマークを担当するのはムルシアの右SB。
しかし、エトーが右SBとCBの間にいるので、
相手右SBアンリのマークにいけない。
フリーのアンリにボールが渡ると、
エトーはアンリの追い越す動き。
これで相手と1対1。
ボールが出ないことで縦に残っているとアンリのプレーエリアを潰してしまう。
そのアンリが手を抜いてクロス。
これをボージャンが合わせて追加点。


これで、ジ・エンド。
ムルシアは完全崩壊。
もうやりたい放題。
その後は、
復調しつつあるエトーが2点をとって、
結果的には圧勝。


エトーとアンリの復活。
特にエトーがだいぶコンディションを戻してきたのは、
バルサにとっては大きい。


しかし、
そのエトーもアフリカ・ネーションズ・カップのため、
ガーナへ...
痛い。
ただ、
メッシが帰ってくるのかぁ〜。
でもやっぱり、
どうなの。。。
ホナウジーニョ