マドリードダービー。

この試合の一番の見所はやっぱり、
久々先発のグティでしょう。
いつもは、レアル・マドリーを“マドリー”と表記するけど、
やっぱり、ダービーでは“レアル”と表記しなければいかんどす。。。


アトレティコ・レアルのスタメンは、
アビアッティ、アントニオ・ロペス、エレル、ペレア、パブロ、モッタ、ラウール・ガルシアマキシ・ロドリゲス、シモン、フォルランアグエロ

レアル・マドリーのスタメンは、
カシジャス、ペペ、セルヒオラモス、カンナバロ、ミゲル・トレス、ガゴ、ホビーニョ、グティスナイデルラウール・ゴンサレスファン・ニステルローイ


中央にスナイデル&ガゴ。
右にグティ、左にホビーニョの4-4-2。
右サイドにグティ…。
相手アトレティコの対面は、シモン&ロペス。
大丈夫なのかぁ〜。
これは賭けなのかも。。。


そんな心配をよそに電光石火の先制ゴール。
確か、34秒かな。。。
事故って言えば事故...^^;


この試合のレアルは高い位置でボールを奪うよりも、
相手ディフェンスラインからのボールを注意していた。
つまり、攻撃の方向を限定することで後ろをサポート。
もともと,アトレティコのディフェンスラインの組み立て能力は低い。
恐いのはトップから降りてきた際のフォルランアグエロのマークの受け渡し。
しかしこれは、
ガゴがアグエロフォルランを上手くケアしていた。
しかも、
レアルの2トップが低い位置にポジションを取っていたので、
中盤のスペースはあまりなかった。


アトレティコのサイド攻撃はというと、
右サイドのマキシは独力で打破するタイプではないし、
ペレアは...。
逆サイドは、前線でタメが出来ていないので、
ロペスは上がれない状態...。
徐々にアトレティコは左サイドで数的優位を作っていったが、


ラウールが守備に奮闘していた。
相変わらず、このキャプテンは頑張る。。。


グティのポジションは右サイドだが、
習性というべきか、センターに入ってくることが多い。
なので、
その開いたスペースをつかれやすいのだが、
ラウールがきっちりとケアをしていた。


当然のように、
あんなに早く先制点を奪ってしまったので、
レアルは引いていた。
なので、
中盤の守備がアンカーのガゴだけでも
さほど問題にならなかった。


アトレティコのディフェンスラインには展開力を期待出来ない。
マキシ&ペレアの右サイドも効果的な崩しは見られず...。
よって、
対面のホビーニョは攻撃に専念できる。
注意しなければいけないのは、
ボールを奪ったすぐ後に、ボールを奪われることくらい。
ただ、中盤はガゴとスナイデルグティ
この3人はキープ力は抜群なので、その心配もさほどなし。
まさに、
シュスターマジックなのか...


ここまでは完璧!!


といったところ。
しかも、
前半終了間際にファン・ニステルローイが追加点。
まだ、
後半が残っているけども、
もう試合は決まってしまった感がある。


後半に入っても、
前半とほぼ同じ感じに両チーム。
じれったさ爆発寸前のアトレティコは、
70分、
モッタを外して、ルイス・ガルシアで勝負に出るが...。
やはり、
シモンがリタイアしてしまったのが響いた。
右サイドはもはや死に体で、
左サイドくらいしか、活路はなかったのだから。


根本的に、
アグエロフォルランの個人の力で成り立っているような感じ。
下位チーム相手には、
それでなんとかなるかもしれないが、
相手がレアルともなると、
そんな簡単に行くわけもない。
現在、4位なのだが正直これが精一杯でしょう。
この戦い方では、
上位チーム相手には無理があるし...。


一方のレアル、
相手に柔軟に対応するかたちのシュスタースタイル。
もちろん、
リーガの優勝を目指しているのは当然だと思うが、
CLで勝てるチーム作りをしているなぁ〜と感じる。
個の依存度はまだまだ高いが、
チームとして良くなってきていると思う。
まぁ…、


守備的だ...
つまらない...


とまだまだ批判する方々、
特にスペインでは
多いと思うが><...