今期はもうダメ...

と思われていたが、
やっぱり注目しなければならない、チェルシー


前監督のように不必要なパフォーマンスがなくなったせいか、
騒がれていない状況で、
何とか首位奪還範囲内の3位をキープしている。
ただアフリカネーションズカップのため、
大黒柱ドログバをはじめ、
カルーもミケルも、
そして、エッシェンまでも欠く現在、
なんとかやりくりをしているが...
新加入の“未完の大器”アネルカ
先発出場。


そんなチェルシーのスタメンは、
チェフ、ベレッチ、アレックス、カルバーリョ、アシェリー・コールマケレレバラック、ライト・フィリップス、マルダ、ジョー・コールアネルカ


一方バーミンガムのスタメンは、
タイラー、ケリー、シュミッツ、リッジウェル 、ケドル、ラーション、ジョンソン、カポ、ムアンバ、オコーナ、ジュローム


最近、チームの潤滑油的な働きのライト・フィリップス。
動きを作り出す
という点で今のチェルシーには不可欠な存在。
しかし、
前半30分を前に、怪我でリタイアしてしまう。
のポジションはどこなんだろう、と考えながら見ていた。
すると、ライト・フィリップスは怪我をしてしまう。
ライト・フィリップス→ピサロへ。


この試合、バーミンガムの守備の意識は凄かった。
アンカーのマケレレ
ボールをもらうために中盤に下がってくるバラックをきちんとケアしていた。
特に、SHの運動量は恐れ入った。
SHはA・コール&ベレッチに前に展開させないようにプレスをかけ、
尚且つ、SBと連携して相手のマルダ&J・コールを挟み込む。
ラーションの頑張りは凄いのひとこと。


そんなバーミンガムチェルシーは...


中盤にスペースがないので、バーミンガムの選手をおびき出そうと、
自分達のディフェンスラインを下げて試合を組み立て始める。
しかし、
そう簡単にはバーミンガムの選手も誘き出されることはなかった。
逆に、
チェルシーのボール回しの位置が低すぎて、ボールを奪われたら...
どうする。。。?!
という方が気になった。
バックパスを狙われたら終わりだから...。


ラインを下げたおかげで、
中盤まではボールを回せるようになったチェルシー
特に、バラックマケレレには。
しかし、基本的にボールをJ・コールに渡すので、
ワンパターンに陥りがちになるし、
攻撃スピードも遅くなるので、
バーミンガム守備陣を慌てさせるには至らなかった。
アウェーということもあるが、
両SBも積極的に攻撃参加をしなかったし。
攻撃が右サイドオンリーだったため、
さすがに活路を見出せず、
J・コールが左サイドにポジションを代えて攻撃を試みる。
マルダが中に切れ込んだり、
アネルカがサイドに流れたりと前線のポジションが流動的になってくる。
そのかいあってか、
ボールが回せるようになったが、
決定機はつくることが出来ず...。


前半は、
低い位置でのボール回しのせいで、
チェルシーの方にピンチが多かった。
特に、
A・コールのデキが酷かった。
効果的な上がりも見せられず、
ボールを奪われて、ピンチを演出する始末...。


この試合注目のアネルカは、あまりボールに絡めていなかった。
まぁ、4-3-3のセンターにはなかなかボールは入らないんだけどね...。
現在、理想的なCFの動きといえるのは、
効果的なタイミングで中盤に降りてきて、
組み立てに参加するトッティか、
積極的なプレスと両WGと連動して相手を崩しにかかる、
エトーでしょう。
まぁ、カヌーテドログバは、ちょっと例外だケド。。。


後半に入ると、
ホームのバーミンガムが攻撃的に出てくる。
積極的にプレスをかけて、ディフェンダーも積極的に攻撃参加。
危ないシーンはいくつかあったが、
さすがに、チェルシー
得点だけは奪わせない。


ただ相変わらず、
チェルシーの攻撃は
J・コールとピサロ頼み。
この2人とバラックマケレレ
センターとの見るべきコンビプレーもない状態。
そんなチクハグな状況なので、
バラックはもっと前にポジションを取りだがっていたが、
バーミンガムの攻撃が凄まじく、
そうはさせてもらえなかった...。



チェルシーが他の3強と決定的に違う点にして、
一撃必殺のセットプレーがある。
キャプテン、テリーはいなくても、
バラックピサロ、アレックスがいる。
この試合も結局、
セットプレーから、
ピサロが決めて、チェルシー先制。


その後、
怒涛の攻めに出たバーミンガムだが、
結局、チェルシーの堅守を崩せず、
このまま終了。
相変わらず、
逃げ切りというか、イナシというか、
こういう守りきりは上手いなぁ。。。


マンUは相変わらず、特定の個人頼みだし、
リバプールはやっぱり、リーグ戦は不安定だし、
アーセナルはちょっと息切れし出して来たし...
こんな全くゲームを作れない試合でも、
何とかモノにしてしまうチェルシーには、
まだまだチャンスはあるのかな。。。


しっかし...
シェフチェンコはどうしたのかなぁ。。。。