負けていないはずなのに、全然マドリーに追いつけないバルサ。
そりゃそうだ…
レアル・マドリーが全くもって負けないんだもん。。。
苦手のアウェー戦、どう戦う…?!
アスレティック・ビルバオのスタメンは、
アランズビア、ウスタリツ、コイ、イラオラ、オチオ、ジェステ、オルバイス、マルティネス、ロペス、スサエタ、アドゥリツ。
バルセロナのスタメンは、
バルデス、シウビーニョ、プジョル、テュラム、ザンブロッタ、イニエスタ、シャビ・エルナンデス、デコ、メッシ、ボージャン・クルキッチ、アンリ。
バルサが追い求める守備のスタイルは、
エトーを中心とした前線からのプレス、
シャビを中心としたボールを奪われた瞬間に攻守を切り替えてボールを奪い、
攻撃を延々続けることで攻撃は最大の防御。
ただそれはまさに紙一重。
全く機能しないこともあるし、
誰も守備をしないこともある。
この試合のバルサはいつもとは違うスタイル。
４-１-４-１になるのかな。
アウェー対策というよりは、
メンバーを考えてのことだと思う。
全体的にラインが低かったので、
前線からのプレスは全く行われず...
結果、
ボージャンが独り取り残されるかたち。
でも、
ボージャンだけでビルバオのＤＦを全て見るなんて不可能。
なので、ボールを奪えないのは当然。
この試合のアンカーはイニエスタ。
でも、彼に中盤とディフェンスラインのバランスを取ることを求めるのは...。
必然的に中盤はビルバオが支配していた。
ジェステ＆スサエタは自由に動き回れていた。
最終的にはＣＢがなんとか頑張って凌いで
得点だけは与えずにいたが、
この状況を打破されるのは時間の問題に見えた。
せめて、
中盤の４人の誰かが下がるとか、
逆サイドの選手が中に絞って、
ボールが動くエリアの選手を押し出す動きを見せるかしないと...。
一方のビルバオのスタイルは、
いつもどおりの４-４-２。
エース、ジェステもしっかり守備をしていた。
バルサのＣＢは、プジョル＆テュラム。
ロングボールの怖さは皆無。
ドリブルをケアしさえすれば、
ロングフィードでピンチを迎えることはない。
オルバイス＆マルティネスでシャビ＆デコをケア。
ビルバオのプレスの効果により、
イニエスタとデコ＆シャビの位置が離れてしまって、
いつものスムーズさは感じられなかった。
見方の攻め上がりにがないので、
例のごとく、
メッシは独りで果敢に仕掛けるが多勢に無勢。
フォローを待っていてもその素振りはなく...。
シャビ＆デコの効果的なパスも見られず。
しかし、
そんな展開なのに先制はバルサ。
イニエスタのロングスルー→ボージャンが押し込む。
ビルバオが攻め込むシーンばかり目立ったが、
バルサの最終ラインを突破出来ず、
このまま前半終了。
ブジョルとテュラムの頑張りに尽きる。
後半と同時にビルバオは勝負をかける。
いきなりカードを２人も切る。
アドゥリツ→ガルメンディア、スサエタ→ラモスへ。
そして、
ジェステを左、ダビドロペス右サイドにシステム変更。
この試合もやはりバルサらしさは見せていた。
悪い意味の^^;
そう、リードしていても守りに重点を置かず、
カウンターを基本としないこと。
よせば良いのに…ってやつ。
相手が中盤を支配しているのに、
ボールを回そうとしたり、
ボールを奪ってから速攻を仕掛ければよいのに、
ドリブルで突っかけたり…。
まぁ...これがバルサスタイルなんだけどね(笑)。
ただいつもとは違うのは、
ポゼッション的に有利ではなかったこと。
これは非常に大きなこと。
なので攻められっぱなし。
さすがのライカールトも気付いたのか...呆れたのか...
シャビを下げてエジミウソン投入。
で、イニエスタを前に。
こうなれば言うまでもなく、
その一方的な流れは解消される。
イニエスタが前に出たことにより、
前線でボールをキープ出来るようになり、
アンカーのポジションに本来の選手が入ったことにより、
ＤＦとＭＦの距離間の修正も行われた。
こうして、
流れはバルサへ傾くと思いきや、
ここはやっぱりサッカー。
前半と同じことが起きる。
今度は逆のケースで。
ルーズボールの競り合いから左サイドへ流れ、
そのクロスをジョレンテが決めて、
ビルバオ同点！
それまで、
完璧だったのに…ね...テュラム。
最後にジョレンテの動きに着いていけなかった。
その後、
バルサもグションセンを入れて勝負をかけるが、
お互い譲らずそのまま終了。
ビルバオにとっては痛いドローだなぁ〜。
勝てる試合だったから。
バルサからしたら、
負けなくて良かったって試合でしょう。
今期のリーガ・エスパニョーラは大混戦。
上２つを除けば。
特に降格争いは熾烈を極めそう。
ビルバオもこのままでは危ない×２。
昨期も最後までヒヤヒヤだったが、
バスクの誇りを胸に
純血魂を見せてくれ!!
