遂にレアル・マドリー止まった!!
ホゼッション的にも安定した試合が出来ていて、
前節まで負ける気がしなかったマドリー。
どこが、止めるのだろうと考えていた。
ちなみに、
今節の相手のアルメニアも
最近負けていなく絶好調。
リーガ屈指の守備力を誇るチームで
しかも、アウェー戦。
決して侮れない相手だったが…。
アルメリアのスタメンは、
ディエゴ、ブルーノ 、プリド、カルロス・ガルシア、ファニート、メロ、コロナ、オルティス、マネ、クルサト、ネグレド。
レアル・マドリーのスタメンは、
カシジャス、ミゲル・トーレス、セルヒオ・ラモス、カンナバロ、サルガド、ディアラ、スナイデル、グティ、ホビーニョ、ファン・ニステルローイ、ラウール・ゴンサレス。
アルメリアの生命線は、
ディフェンスラインを高く保ち、
フィールドプレーヤーをコンパクトにすること。
勿論、FWも積極的に守備をする。
中盤のプレイヤーと挟み込んで相手にプレスをかける。
自分よりボールが後ろにあっても。
高い位置でも積極的にプレスをかけ、
ボールを奪ってあとは一気に。
攻守の切り替えの早さがウリ。
というか、
それしかない。
現在、
失点の少なさはリーガで3番目。
上の2つは、
言うまでもなく、バルサとマドリー。
ビッグネームが皆無なアルメリアにおいてそれを成し遂げているのは、
それだけ労を惜しまず、
選手全員がアタックしているからだろう。
逆に得点の少なさは下から数えた方が早いが…。
この試合、
マドリーで気になった点は2つ。
スナイデルとグティを同時起用したことと、
アフリカ選手権から帰ってきたばかりのディアラのコンディション。
スナイデル&グティの2人が中盤を支配できれば、
マドリーの勝利、
できなければ、
マドリーは勝てないと言っても良いくらい。
案の定、
その2人はアルメリアのプレスに
完全に消されてしまう...。
多数に無勢。
そりぁ〜ムリだ…。
ディアラも疲れのせいか
ミスを連発していたし。
困ってしまったマドリーはロングボール多様に切り替えるが…。
マドリーとバルサの決定的に違う点。
それは、
CBのフィールド能力の差。
セルヒオ・ラモス&カンナバロでは...。
精度も求めても無茶っていうもの。
ロングボールを多様するということは、
空中戦を制しなければ意味はない。
ゴールエリア内で無敵を誇るファン・ニステルローイも
190cmくらいあるんだけど、
実はそんなに空中戦は強くない。
マドリーで一番強いのは、
バプティスタなんだよね。
でも、この試合はスタメンではなかった...。
それに、
空中戦のルーズボールを積極的に拾いに飛び出していくってタイプでもないんだよね...
スナイデル&グティも。
なんとか、
キャプテンが神業トラップを魅せて、
何度か見せ場は作ったのだけど…。
そんなマドリーの混乱をよそに、
アルメリアが先制する。
恐れていたセットプレーで…。
前節までは、
例え先制されてもそんなに焦りを感じさせなかったマドリーだが、
この試合は…。
マドリーの選手の苦悩が画面を通して伝わってくる感じ。
個々の選手は頑張ってはいるのだが...。
そのまま試合は、
アルメリアの1点リードで前半終了。
後半、
ファン・ニステルローイ→イグアインへ。
う〜ん...
ここで、バプティスタなんじゃないの…??
そんなツッコミを入れたくなっていた矢先、
アルメリアにペナルティー献上。
ネグレド決めて、2-0。
ますます、
ヤバイ感が漂う中、
アルメリアが引き出して守りモードになっていく。
このあたりがマドリーの勝機だった気がする...。
消されていた中盤にスペースができだし、
ボールを回せるようになったから。
事実、
何度も決定機を作り、
あわやのシーンも続出した。
ラウールもセルヒオ・ラモスもバプティスタのシュートも
ことこどくゴールに嫌われ…。
ディエゴの好セーブと
アルメリアのディフェンス陣の前に得点できず...。
個々で勝手に試合をするイメージがあるマドリー。
連勝中はチーム一丸となり、
非常によく纏まっていた感があったが…
戻ってしまったよう。
まぁ、
負ける時はこんなものか…。
連勝が遂に止まってしまった。
いつかは負けるものだし、
そのことは大したことだと思わないが、
怪我人が非常に気になる。
前半の酷い状況を打破すべき交代選手もいなかったのも
この試合の敗因のひとつだし。
シュスターは頭痛いでしょう。
状態は不明だが、
この試合で痛んだ、
ファン・ニステルローイが
長期リタイアなんてことになったら…( ̄□ ̄;)!!
試合は完全にやられてしまったが、
ラウールもホビーニョも凄く頑張っていたと思う。
これが、
バルサだと違うんだよね。
同じようなバルサの負け試合を見たとしても、
たぶん、そんなことは思ったことはない。
何故だろう(◎o◎)。