プレミア・リーグ08-09第2節_ウィガンvsチェルシー

フェリポン体制になったチェルシー
開幕戦は圧巻の一言だった。。。
とにかく縦に速くというサッカーでなく、
プレミアらしからぬポゼッションサッカーを魅せつけてくれた。
まるで、
リーガ・エスパニョーラのあのチームのような…。
そういうスタイルを追求するの...(?_?)
まぁ、、、
まだ一試合だけだけど。。。。(^^:)


ホーム、ウィガンのスタメンは、
GK
ポリット
DF
ボイス
ブランブル
メルヒオット
フィゲロア
MF
カッタモール
パラシオス
クーマス
バレンシア
FW
ザキ
へスキー


チェルシーのスタメンは、
GK
チェフ
DF
A・コール
テリー
カウバーリョ
ボジングワ
MF
エッシェン
ランパード
バラック
デコ
J・コール
FW
アネルカ


前節足首の怪我を負ったバラックも大事には至らず、
またも、
ランパード&デコ&バラックを同時先発で、


エッシェン復活!!


はたして、
アウェー戦でどのような試合を見せてくれるのか...。


開始早々の前半4分、
見事なボールポゼッションからチャンスを掴み、
ゴール前でファウルを得たFKをデコが決めて、
アウェーのチェルシー先制!


早々とアウェーで先制点を奪ったチェルシー
さぁ、、、
どうするか...。
バランスを保ち落ち着かせるorさらに攻めるのか。


その後、
チェルシーは徐々に縦志向が強くなっていく。
この試合デコはミスが多く、
なかなか最前線のアネルカにボールが収まらない。
アウェー戦だからなのか、
前節とは違いじっくりと攻めるよりも、
縦に早く攻めたい感が伝わってくるチェルシー
なので、
必然とランパードからのロングボールが組み立ての主体となっていく。
そして、
デコが試合から消えていく。。。


ウィガンのシステムは、4-4-2。
そして、守備の局面では、4-5-1へ変更。
ザキがエッシェンからの展開をケアして、
へスキーも積極的にプレスをかけていた。
デコがボールをもらいに下がっても、
守備枚数が多いウィガンは、
チェルシーのゾーンを越えたポジションチェンジに十分に対応していた。
J・コール&バラックの運動量もこの試合は少なかった。


チェルシーがボールポゼッションを捨て、
縦に早くしようとしていたのは、
こういう理由もあったのだと思う。
ただ今のチェルシーには、
突破力とキープ力に長けている選手がいない。
こういう選手がいないとなかなか難しい。
チャレンジ&カバーが徹底されているウィガンの思い切ったプレスの前に、
ゲームを作れないチェルシー。。。


一方のウィガンの攻撃は...というと。
FWのへスキー&ザキは、
競り合いも強いし、突破力も持っている。
そしてパサーのメルヒオットは、
質の高いロングボールで絶妙にチームの攻撃の流れに変化を加えていた。
そして、
右サイドからバレンシアがドリブルで積極的に仕掛ける。
また、
チェルシーディフェンス陣にケアされたら、
メルヒオットが効果的にサイドチェンジを行う。
2列目からはパラシオスが飛び出し、
他の中盤の選手はワンタッチプレーで
仕掛けられる選手に仕掛けられる状態を作ることに切磋していた。
そして、
カッタモールはすばやい寄せで効果的なプレス。
ウィガンはいくつか決定機を作り出せていたが、
チェフのファインセーブの前にゴールを奪えないウィガン。


前半残り10分を切る頃になると、
試合に入れていなかった感のあるデコもボールを触る回数が増えきて、
徐々にチェルシーが流れを掴んでいく。


後半に入るとウィガンが動く。
クーマス→デ・リッダーへ。
後半のチェルシーは、
ロングボールで縦へ速くという形ではなく、
前節のようにボールポゼッション型に変えようとしてきた。
面子を考えると、
やはりこうなる...よね。
ただ、
この試合の前線の選手の動きがやっぱり悪い。
ボールポゼッションを行うために、
頻繁にデコがボールをもらいに中盤に降りていくが、
アネルカが前線で孤立してしまった。
ウィガンのプレスは、
相変わらず積極的且つ大胆に機能していて、
その激しいプレスでボールを失うことが多い。
アネルカと縦関係に並び、
空いたバイタルエリアを上手く使いたいのだろうけれど
J・コールやバラックのポジショニングが良くない。
デコがやっと前を向いてボールを持ったとしても、
良い位置にいないから...(; ̄_ ̄)=3


それと、
ポゼッションサッカーは、
ゲームをコントロールしている割に決定機の数は少ない。
なので、
根気というか、意固地さが必要。
しかし慣れていないと、
挫折しがち...(^^;)
潰されても潰されても突っ込んでいく…みたいな。
リーガのあのチームみたいに。
それがやっぱり、
チェルシーには感じられないかな。
やっぱり本家とは違うか。


チェルシーは58分にJ・コール→カルーへ。
システムも、4-4-2に変更。
ランパードの位置を一段前にして、
バラックエッシェンと並ぶ形へ。
このシステムチェンジでチェルシーが流れを掴む。
システム云々ではなく、
浮いていたバラックが頻繁にボールに絡めることになり、
エッシェンもより活き活きしてきた。


ランパード&カルーがアネルカバイタルエリアを頻繁に突くことにより、
ウィガンディフェンス陣を混乱へ導いていた。
やはり今シーズンは、
こういう形でいこうとしているのかな。。。


80分にパラシオス→カポへ。
ウィガンも残り10分を切り、最後の猛攻を仕掛ける。
さすがに、
ホームチームの勢いに恐れ入ったのか、
チェルシーは守りに入ることを選択。
そして、
守ると決めたら強いチェルシー
ただ、
高い位置からプレスをかけられないので、
チェフの時間になってしまっていた。
ユーロでのプレーで、
能力を疑う声も聞こえていたが、
どうしてどうして…。
何度も好セーブでチームを救う活躍。


結局、1-0でチェルシー2連勝。
辛勝といえば辛勝かな、、、
だって、
チェルシーの枠内シュートわずか2本だったから...。
それと、
やはりエッシェンのアンカーは、
どうなんだろう。。。
このポジションでは、
エッシェンの良さが消されてしまっているような気が…。
ミケルの方が適していると思うが。
はたして、
ホビーニョはやって来るのだろうか…。