リーガ・エスパニョーラ08-09第5節_レアル・ベティスvsレアル・マドリード

全体的な選手層では、
直接のライバルである、
バルセロナの方が上なのは確かだが、
中盤の選手層に於いてはひっとしたら上回るかもしれないレアル・マドリー
一部のスペクタル偏狭主義者にはかなり評価が高い、
ルベン・デ・ラ・レー・グティエレス
スター選手揃いのマドリーに戻ってきてどのようなプレーを見せるのか...。
注目のスタメン!


ベティスのスタメンは、
GK
カスト
DF
モンソン
ファニート
アルス
ネルソン
MF
カビ
アウレリオ
エマナ
ダミア
FW
セルヒオ・ガルシア
ホセ・マリ


レアル・マドリードのスタメンは、
GK
カシジャス
DF
セルヒオ・ラモス
ペペ
エインセ
マルセロ
MF
ディアラ
デ・ラ・レッド
ファン・デル・ファールト
ロッベン
FW
ラウール・ゴンサレス
ファン・ニステルローイ


マドリーのシステムは、4-2-2
誰がスタメンでもおかしくないマドリーのスター中盤でも、
基本線は、
ガゴ&グティスナイデル
ポゼッション能力は言うまでもないが、
守備意識も高いのが特徴。
この試合のスタメンは、
ディアラ&デ・ラ・レッド&ファン・デル・ファールト
こうなると...。


マドリーの生命線は、
前線のプレス。
それが出来るか出来ないかで決まると言っても良いほど。
この試合では、
あまりそれが見られなかった。
ただ、
その代わりと言っては何だが、
引いて守るスタイルへ出たマドリー。
カシジャスというスーパーなキーパーがいるから出来るとも言える。
そして、
中盤の構成を間延びした形にして、
打ち合いに持って行こうとする意向。
そうなれば、
個人能力の差でマドリー優位は揺るがないから。
それにアウェーというのもあるしね。
基本線はカウンター狙いで、
前線のスーパーなタレントに賭けると。
その狙い通りに、
いくつかチャンスを作り出すマドリー。
カストのスーパーセーブがなければ、
一方的な展開になったかもしれない...。
いつもはカシジャスがこういったプレーを見せているが、
対戦相手のキーパーがそれを見せるとは…。


19分、
セットプレーからエインセが決めて、
マドリーが先制。
ただ場所は、
エスタディオ・マヌエル・ルイス・デ・ロペーラ、
黙っているわけにはいかないベティスは、
ラインを押し上げて積極的に出るが...。
得点は奪えず、
前半はマドリーリードで折り返す。


後半に入っても押し続けるベティス
そんな攻勢にマドリーに事件勃発。
53分、
エリア内でマルセロがダミアを倒し、
一発レッド。
そのペナルティーをセルヒオ・ガルシアが決めて、
ベティスが同点に追いつく。
ただこの試合、
前述のように引いて守っていた関係上、
歪な構成だったお陰で、
あまり影響が出なかった感がある。


59分にマドリー、
ラウール→ミゲル・トーレスへ。
この交代は守りに入るぞ!
というメッセージだと思うが、
まぁ、
アウェーで同点な訳だしドローでも良しってことか...。
69分、
デ・ラ・レッド→ハビ・ガルシアへ。
81分、
ファン・デル・ファールトドレンテ
残り10分を切って、
その思いもより一層高まった感があったが、
ここでまたもアクシデント発生。
82分、
セルヒオ・ガルシアが2枚目のイエローをもらい、
マドリーと同じく10人へ。
さぁ、
10人vs10人...
マドリーがどうするのか注目だったが、
終了間際のロスタイム、
カシジャスから素早くボールを受け取ったロッベンが、
持ち込みファン・ニステルローイに絶妙なスルー...
これをニステルローイが絶妙なグランダーシュートで、
マドリーが勝ち越す。


う〜ん、、、
奇跡的な勝利だ...
しかし、
この勝利は非常に大きい。
この後、
ミッドウィークに行われるチャピオンズ・リーグのゼニト・サンクトペテルブルク戦に大きな励みになったのは、
間違いないでしょう。。。