チャンピオンズ・リーグ08-09グループリーグH_ゼニト・サンクトペテルブルクvsレアル・マドリード

今チャンピオンズ・リーグで一番注目注目されているゼニト。
そのおかげで、
一番の最難間グループと目されているグループH。
個人的には、
グループFの方がキツイと思うケド...(^^;)


ゼニト・サンクトペテルブルクのスタメンは、
GK
マラフェエフ
DF
シールル
フボチャン
パウグレニエ
アニョコフ
MF
ティモシュク
ジリャノフ
デニソフ
ダニー
FW
アルシャビン
ポグレブニャク


注目されたゼニトの初戦。
ユーベとのアウェー戦は、
デルピエロの芸術シュートの1発に沈んだ...。
初のホームゲームでもうひとつのビッグクラブ、
レアル・マドリー相手にどういった戦いを見せるか。。。


レアル・マドリードのスタメンは、
GK
カシジャス
DF
セルヒオ・ラモス
カンナバロ
ペペ
エインセ
MF
ディアラ
デ・ラ・レッド
イグアイン
ファン・デル・ファールト
ロッベン
FW
ファン・ニステルローイ


試合は開始早々いきなり動く。
4分、
セットプレーからフボチャンのオウンゴールで、
アウェーのマドリーが先制する。
いきなり先取点を奪われたゼニト。
さすがにマズイぞってことで積極的に行く。
しかし、
この試合のデ・ラ・レッド&ディアラは一味違う。
絶妙なボールの出し入れで、
ゼニトの中盤を完全に攻略する。
こういった強豪チームと対戦経験が少ない為か、
ゾーンを超えてポゼッションを仕掛けてくる相手には脆さを露呈。
なので、
マドリーは比較的用意にバイタルエリアに進入することに成功。
このままでは、
ゼニトに可能性はあるのか...(-人-;)
と思っていたが、
時間の経過と共に、
落ち着きを取り戻して行ったゼニト。
ここからゼニトの凄さが浮き彫りに...L(・o・)」


ティモシュクが絶妙な動きでマドリーのサイドの守備を撹乱する。
マドリーの選手を中に絞らせて、
その空けたスペースをゼニトのSBがアタックを仕掛ける。
そうしたSBの積極的な動きに、
前線のダニー&アルシャビンが加わることで、
より厚みが増す。
個々の選手がしっかりとやるべきことを理解していて、
ボールの位置と自分のポジショニングを考慮し、
チームの流動性が激しくなる。
それにしても選手個人の判断力が凄いゼニト。


そんなゼニトの攻撃の前に圧倒されるマドリー。
徐々に消極的になり、
25分、
シルル→アルシャビンのクロスから、
ダニーが決めて、
ゼニトが同点に追いつく。


その後もゼニトに攻められるマドリー。
マドリーは引いて受に回る気配を見せるが、
前線の選手のプレスがまるで出来ていないので、
簡単にバイタルエエリアにボールを運ばれてしまう悪循環。
ただし、
それはゼニトも同じ状況で...。


そんなお互い危険な危険な状況を抜けたのは、
マドリー…\(゜・ ゜)
31分、
あっさりとボールを運ぶと、
ロッベンの崩しからファン・デル・ファールトのミドルが、
ファン・ニステルローイの元へ...。
これを確実に決め、
マドリー勝ち越し。


勝ち越されたことにより、
高い位置でボールを奪いにかかるゼニト。
前半終了間際に更に猛攻を仕掛けるゼニトだが、
得点は奪えず、
2-1で前半終了。


後半に入ると、
マドリーはカウンター狙いに切り替える。
そう、、、
徹底した...。
シュスターは単純に、
個vs個で対峙すれば恐くないぞ!
と判断したのかもしれない。
確かにゼニトのサイド攻撃は非常に脅威なのだが、
エインセセルヒオ・ラモスが、
1対1でそうやられることはないと思うのは当然な訳で...。
カンナバロはフォローに専念し、
動き回って厄介なアルジャビンに対しては、
ディアラがしっかりとついて行く。
ディアラも組み立てを捨てて、
守ることに専念すればどうにかなる訳で。


ゼニトのサイド攻撃は強烈。
だが、
サイドに比重を置くので、
中の迫力が薄れるのは、
必然...。
逆にマドリーは、
サイドよりも中からの攻めに自信があるチーム。
しかも、
前述のようにラインを下げている状態なので、
ファン・ニステルローイもトップではなく、
もはや中盤の選手になっているし…(*_*)
なので、
ペースはゼニトが握っているのだが、
マドリーも少ないが、
チャンスはしっかりと作れる試合展開。


63分にマドリー、
ファン・デル・ファールトハビ・ガルシアへ。


73分にゼニト、
フボチャン→ドミンゲス、
ポグレブニャク→テッケへ。
FW2枚を一気に投入して、
一気に勝負に出る。
点が取りたいのは分かるけど、
ただFWの枚数を増やせば良いという訳ではないと思うんだけど...(хх。)
それは、
ブレーメンを見れば良く分かる訳で..."/(;-_-)
まぁ、
中を厚くしたかったのもあると思う。


82分マドリー、
ロッベンドレンテへ。
驚くことにドレンテがトップに入り、
ファン・ニステルローイが左SHへ。
これはちょっと...。


ゼニトの猛攻が続く...。
が、
点は取れない...。
この試合のマドリーのディフェンス陣の集中力は凄かった。
そして、
最後の砦に控えるカシジャス...。
そんな堅いディフェンスに真っ向勝負を挑むゼニト。
アルシャビンを中心に強引に裏を取ろうと目論むが、
その堅い網は崩せず、
時間が過ぎて行く...(πーπ)


攻めまくったゼニト、
だが結局、
後半は得点を奪えず、
試合はそのまま、
2-1で終了。


ポゼッション率は、
ゼニトが55%vsマドリーが45%なので、
試合を見た印象よりはマドリーのポゼッションも低くはなかったんだけど、
マドリー相手にここまでポゼッション出来るチームはそうないと思わせる内容。
展開の速さ、
サイドアタックの強烈さ、
攻めに於けるチームとしての意思統一etc
素晴らしさをあえて言うまでもないのだが、
ここまで2試合を終えたCLで、
勝ち点6を取っていてもおかしくない、ゼニト。
しかし、
実際は勝ち点0。
正直、
グループリーグ突破はかなり厳しい状況と言える。
これが現実...!Σ( ̄ロ ̄lll)
これがサッカーなのかも。
ただこの敗戦が、
経験の差・ビッグクラブとの差などとは言いたくないなぁ〜(><。)。。


しっかし、、、
残り2分で登場したサビオラに寂しさを感じたのは自分だけ...(?_?)
こんな使われ方しかされないのか...( iдi )