リーガ・エスパニョーラ08-09第6節_バルセロナvsアトレティコ・マドリード

その好調を受け、
今やチャンピオンズリーグで注目チームとなったアトレティコ・マドリード
一番の武器は、
言わずと知れたその攻撃力
ただそれが、個々の力に依存していることも事実。
順調な結果を残しているCLだが、
まだ強豪と呼ばれる相手と当たっていないので、
欧州での真の実力評価を得るには、
まだ早いのかも...。
そんな中、
リーガでのバルサ戦。
今後を占う上でも重要な一戦になるのは間違いない。
もちろん、
エンジンがかかっていないバルサにとっても...(><)//


バルセロナのスタメンは、
GK
バルデス
DF
アビダル
ピケ
マルケス
プジョル
MF
シャビ・エルナンデス
グジョンセン
ブスケツ
FW
イニエスタ
メッシ
エトー


CLでのバルサ
シャフタール・ドネツク戦、
リーガ5節のエスパニョール戦同様、
驚異の粘りからのロスタイムでの逆転劇...。
ただ後味は非常に悪いものだったと思う。
あの疑惑の同点ゴールは...ね(T-T)


アトレティコ・マドリードのスタメンは、
GK
クペ
DF
アントニオ・ロペス
ウイファルシ
ハイティンハ
ペレア
MF
ロドリゲス
ラウール・ガルシア
パウロアスンソン
ルイス・ガルシア
FW
アグエロ
シナマ・ポンゴーユ


CL明けのバルサは、
スタメンをだいぶいじくって来た。
ダニエウ・アウベスが怪我で急遽リタイアになった模様で、
その右サイドには、
プジョル
このベップ采配が見事に的中することになるのだが...。
ピケもカセレスも過去に経験しているし、
右サイドは問題なく対応出切るでしょう。
ただ、
バルササイドバックに求められることは、
中々難解なこと...。
難敵でなければ、
彼らで十分対応可能と判断した思うが。
特にメッシが右サイドにポジションを取っている時は、
非常に難しい対応を求められる。
通常なら、
追い越す動きに専念すれば良いだけだが、
的確なポジショニングと、
相手ディフェンスのマークを引きつける役割をこなさなくてはならないから。
メッシにダブルチームでマークを付けられて潰される危険を減らし、
中央だけでなく縦のコースをも生み出さなくいてはならないから、
非常に重要になってくる。
この役目は、
ピケやカセレスには荷が重過ぎるし、
アウベスにもまだ無理っていうもの...。


さて、
一方のアトレティコ
怪我人が出てきてしまっている不幸もあるが、
バルサに比べ、
選手層が薄いのも如実に表れてしまった。
コンディション不良が非常に出てしまい、
プレスなどほとんど出来ない状態。


そんな状況の中、
試合は開始早々動く。
しかも立て続けに...(TロT)
3分にマルケスにいきなり決められ、
6、9分に立て続けにペナルティーを献上してしまう。
ただ、
メッシが倒された場面は、
どうなんだろう...(>。≪)
あれは、
ダイブでしょう...(*_*)
しかしこの試合のレフェリーは、
あの有名なイトゥラルデ・ゴンザレス主審。
いや悪名高いか...
そんな訳で、
敵地カンプノウで、
開始10分経たないうちに3点差をつけられてしまっては、
戦意喪失も止むを得ないでしょう。


ここまでエンジンがかかりきっていなかったバルサだが、
この試合では、
非常にポジティブにアタックを仕掛ける場面が多かったと思う。


13分にアトレティコは、
ロドリゲスが1点を返すが、
そのまた5分後にエトーが、
そのまた10分後にグジョンセンが決める。
30分を過ぎないうちに5得点。
アトレティコのシステムの弱点を上手く突いていたバルサ
アトレティコは、
アンカーを置かないフラットな中盤にしているから、
ディフェンスラインと中盤のラインの間にスペースが出来、
そのスペースをシャビ&イニエスタに使われてしまったから。
4バックのCBは通常、
裏のスペースを一番にケアしなければならないが、
前述のスペースを潰すためにどうしても、
中の2人が誘き出されてしまい、
裏のスペースがより拡大してしまう悪循環...。
そんな訳での立て続けの失点。


前半を終わっての5-1
う〜ん。。。(π0π)


後半に入りアトレティコは、
ルイス・ガルシア→ペルニアへ。
点を取らなくてはならない筈なのに、
守備的にしてどうすんの...(?_?)
こうなると余裕のバルサ
スローペースを維持すれば良い訳だから。


この試合、
バルサの前線からのプレスは復活していた。
エトーもメッシもしっかり相手を追い回して、
フォアチェックをきちんと行っていた。
エトーと交代して入ったアンリにしても。


73分にバルサ
アンリがスピードに乗ったまま見事なシュートを決め6点目。
ドドメはトドメなんだろうけど、
もう試合は決まっていたケド...
6-1
サッカーに於いて点差はお互いの実力さを明確にする訳ではないが、
この2チームに関しては、
今の姿を如実に表した結果だと言える。
バルサにとっては、
エンジンがかかる大きな大一歩になっただろうし、
アトレティコにとってもトップレベル相手に対して、
現状の力が解ったのだから…( ̄十 ̄)