ブンデス・リーガ08-09第7節_バイエルン・ミュンヘンvsボーフム

ブレーメン戦の大敗に続き、
フシュティの一発に泣かされたハノーバー戦の敗けで、
クリンスマン体制にも雑音が抑えきれなくなってきている様子。
ホームのアリアンツで格下ボーフム相手には、
絶対に勝利が不可欠だったのだが...。


バイエルン・ミュンヘンのスタメンは、
GK
レンジング
DF
オッド
ファン・ブイテン
ルシオ
ラーム
MF
デミチェリス
ゼ・ホベルト
シュバインシュタイガー
リベリー
FW
クローゼ
トニ


遂にリベリー復活!!
それに伴い、
このところ定番だった3-3-2-2システムから、
4-4-2へと変更。
しかも、
デミチェリスがアンカー。
元々は中盤の選手なのだが、
ホント久しぶりに見る気がする。


ボーフムのスタメンは、
GK
フェルナンデス
DF
マルトリッツ
フクス
マフライ
フェルツェル
MF
ダブロフスキ
フライアー
シュレダ
アザウアグ
FW
セスタク
カロール


ボーフムのシステムは、4-4-2
バイエルンのCBに対して、
前線の2人が積極的にプレスに行っていた。
やはりというべきか、
久々に中盤を担ったデミチェリスは、
浮き足出す状況が続出でミスを連発...(хх。)
何か、
ひとりで勝手にボールを奪われ、
それを必死に取り返すシーンが目立った。
なので、
やたらとテレビに写る場面が多かった...(-_-;;)
良いのか、
悪いのか...(^^;)
アンカーがそういう状態なので、
バイエルンが求めるポゼッションなど期待できることはなく、
スムーズに前線までボールが運ばれるなんてことは...。


そうなるとどうなるのか...
そう、、、
リベリー頼みってことになる...(;-_-)
まるで、
フランス代表みたい...ε〜(;@_@)
ただそこは、
さすがにリベリー。。。
左サイドからスピードのあるドリブルで、
ボーフムディフェンス陣を混乱に陥れていた。
そのリベリーが基点となり、
チャンスを作っていったバイエルン
15分、
左サイドからのクロスがこぼれたところをファン・ブイテンが決めて、
バイエルン先制。


しかし、
29分ボーフムに、
左サイドを抉られて、
最後はカロールに決められ、
ボーフム同点。


その後、
ボールはキープできているが、
中々決定機を作れないバイエルン
リベリーは相変わらず動き回っているのだが、
周りがついていっていないというか、
活かしていないというか...(´ρ`)
何とか、
前半ロスタイムに、
ゼ・ホベルトが絶妙なシュートを決めて、
1点リードで前半を折り返すことに成功するが...。


現在まさに、
バイエルンの柱というか、
生命線で、
エースともいうべきゼ・ホベルト
彼がいるから、
こんな混乱状態のバイエルンでも何とか耐えている状態。
ゼ・ホベルトに関しては、
特に注文はないのだが、
久々の復帰で期待していたリベリー
確かに、
あのドリブルは相手にとって脅威なのは間違いない。
ただ、
チームとして見た時どうなのだろうか...m(~q~;)m
このところのバイエルンの攻撃のウリは、
左サイドからの崩し。
即ち、
ラーム&ゼ・ホベルトの2人が絡んでの攻撃。
それが、
リベリーが入ったことで、
影を潜めてしまった...(゜ρ゜)
まぁ、
ゼ・ホベルトは中に入ってのプレーも問題ないし、
トップ下から最前線へと飛び出す動きも申し分ないので、
危惧することはないのかもしてないが、
ラームの特徴の効果的なオーバーラップが消えてしまったのは...―(T_T)→
しかし、
シュバインシュタイガーは消えている時間が多い...(><)


後半に入るとバイエルンは、
ショートパス主体の組み立てから、
ロングフィードも織り交ぜるようになってくる。
そう、
バイエルンにはトニがいる。
彼のポストプレーを積極的に使い、
それを基点に2列目の選手がどんどんシュートを打つようになっていった。
前半は消えていたシュバインシュタイガーもやっと目立つようになった。


そして、
テンポをスローに落として、
個人能力で圧倒しているバイエルンがペースを持っていく。
相変わらず、
トニはシュートを打っても枠に飛ばすことは出来ないが、
68分、
トニのポストプレーから、
またもゼ・ホベルトが、
ジェラードとは全く逆のテクニック溢れるインサイドで絶妙なシュートを決めて、
バイエルン3-1。


きっと誰もがこの追加点で、
バイエルンの勝利を疑わなかったと思う。
そう、
クリンスマンも...((( T_T)
69分、
この試合も死んでいたクローゼ→ポドルスキ
シュバインスタイガー→ソサへ。
う〜ん、、、
どうしたかったのか...(?_?)
選手交代しても変わらず攻めに行くバイエルン
点を取りに行こうとしていたとは思えないのだけど、
油断と言われても仕方のないチームとしての意思統一が全くなっていない。
全てが中途半端な動きで...Y(>_<、)Y
行くなら行くで全員がその意思を持っていないと得点を奪うのは、
無理っていうもので...(*_*)


73分、
完璧なオフサイドトラップの失敗から、
ダブロフスキに決められ1点差。
残り10分を切っているから、
慌てなければそんなに焦ることはないんだけど...。
何と、
その2分後に右サイドからのロングクロスにグローテが押し込んで、
ボーフム同点。
もう呆然とするしかない、
バイエルン...。
CBが完全に外へ攣られて、
空いたファーサイドへ飛び込まれての失点なのだが、
レンジングの経験不足というか、
指示能力の乏しさというか...。


バイエルンにとっては、
悪夢というか、
痛い...痛すぎる引き分け。
はっきりいって負けと同じだね。
この後、
どうするんだろう...(T_T)
クリンスマンは。
よく、
勝っているチームは手を加えないのが基本だ!
と言われるが、
そういって新戦力を加えず、
新シーズンを順調な結果を得たチームは、
見たことがないんだけどなぁ...。