リーガ・エスパニョーラ11-12第31節_FCバルセロナvsアスレテック・ビルバオ


FCバルセロナメンバー
GK
バルデス
DF
アウヴェス
ピケ
マスチェラーノ
アドリアーノ
MF
イニエスタ(→後半32分チャビ)
ティアゴ
ブスケツ
FW
A・サンチェス(→後半38分ケイタ)
メッシ
テージョ(→後半17分ペドロ)


★アスレテック・ビルバオメンバー
GK
イライソス
DF
アウルテネチェ
イラオラ
エキサ
ハビ・マルティネス
MF
イトゥラスペ
デ・マルコス
ペレス(→後半0分エレーラ)
FW
トケーロ(→後半14分ジョレンテ)
スサエタ
ゴメス(→後半0分ムニアイン)



前回のホーム、サン・マメスでの対戦では、
バルセロナに対しガチンコで挑み、
真っ向勝負できる唯一のチームとメディアから絶賛されたビルバオ
しかし、
今回の舞台はカンプノウ。。。
というより、
ヨーロッパリーグの強豪との連戦が続き、
もはや、
リーガでは息切れ状態。
てなわけで、
エレーラ、ムニアインジョレンテがベンチ。


一方のバルセロナは、
プジョル&チャビがお休み。


前回の試合に比べると、ビルバオがボールを保持できない試合になった。
その要因はエース、ジョレンテの不在と、
バルサの猛烈なスピードによる攻守の切り替えにある。


ビルバオはGKを使ってビルドアップをしていくが、
もちろん、
いつもいつも組み立てられるという訳ではない。
そういう時、
どうするかというと、
とりあえず、
ジョレンテに放り込む。


しかし今日は、
困った時のジョレンテ頼みができない…
トケーロはよく動いていたが、ハイボールには強くはない。
なので、
ビルバオはビルドアップをしなくちゃという焦りに似た思いが、
より全面に出ていたように見えた。
その結果、
いつものビルバオらしさが感じられず、
ワイドな展開がなく、窮屈な感じに思えた。



対するバルサは、
選手のコンディションが良いせいか、
猛烈なスピードによる攻守の切り替えでビルバオのビルドアップを何度も分断していた。
要因はいうと、
ジョレンテがいないなら、
蹴らせてしまえばマイボールにできると思い、
必死に追いかけたのかもしれない。
これは前回、
ポゼッションサッカーの代名詞の天下のバルセロナが、
ビルバオにお株を奪われた格好になったことの反省なのかな。。。


ビルバオの守備はマンマークが基本。
状況に応じてマークを受け渡すこともあるし、マークを捨てることもある。
これは、
バルサのスタイルに対しては、
相性がいい。


これに対し、
グアルディオラは、
トケーロがピケ&マスチェラーノの2人を見なくてはならないので、
ピケの攻撃参加をより多く指示していた。
そして、
それをブスケツがフォローする形をとった。


こうして、
マンマークにズレを生じさせて、相手の隙を突く形へ。
仮に、
ボールを奪われたら、攻守の切り替えを素早く行うことで、
またボールを奪い返す。


しかも、
ダニ・アウヴェスがサイドからの強力な仕掛けを繰り返したおかげで、
これにやたら手をやいていた、
ビルバオ


それでも、
最後のカバーリングで何とかしていたが…。
ショートカウンターを食らってしまえば、さすがにどうしようもない。
イニエスタの先制点はこの形。
ピケの攻撃参加

ダニ・アウヴェスの右サイドからの個人攻撃
↓↓
ショートカウンター
↓↓↓
ゴール!!
攻守の切り替えによるショートカウンターを組み合わせた結果が、
このゴール。


単純に、
ビルバオのマンツーマンを外して受けるのは、
さすがになかなかバルサもできていなかったから、
ビルバオがベストメンバーなら、
もっとボールを保持してバルサの攻撃の時間を削ることもできただろうなので、
選手層の薄さが悔やまれる結果といえる。