ブンデス・リーガ11-12第29節_VfLヴォルフスブルクvsボルシア・ドルトムント

次節にバイエルンとの天王山を控えるドルトムント
きっちり勝ち点3差をキープしておきたいところだが、
相手はただいま絶好調のヴォルフスブルグ…。


ヴォルフスブルクのメンバーは、
GK
ベナーリォ
DF
フェリペ
トレーシュ(→後半35分シオ)シオ
マドルンク(※後半39分レッドカード!!)
ロドリゲス
シェファー
ジョズエ(→後半9分イラチェク)
ジャガー
ラク
FW
マンジュキッチ
ヘルメス(→後半0分ヴィエリーニャ)


ドルトムントのメンバーは、
GK
ヴァイデンフェラー
DF
スボティッチ
フメルス
ピズチェク
シュメルツァー
MF
ケール
ペリシッチ(→後半24分グロスクロイツ)
ブラスチコフスキ(→後半42分オヴォモイェラ)
ギュンドガン
香川(→後半36分ライトナー)
FW
レワンドフスキ


現在、
第6節から無敗を続けるドルトムント
チャンピオンズリーグでは、
前代未聞の大失態を演じ、
シャヒン放出の痛手を引きずっていたのが懐かしい。
現在のチームを引っ張るのは、
昨シーズンとレギュラーではなかった、
ナンバー9のレワンドフスキと、
チーム1凡庸な選手と言われ続けてきた、
キャプテンのケール。
そして、
シャヒンの代役として鳴り物入りで加入したが、
フィットせず、
叩かれまくられていたギュンドアンが、
ドルトムントのスタイルに適応してきたのが、
非常に大きい。


一方のヴォルフスブルグの好調の要因は、
ヘルメス、
マンジュキッチ
ジャガーの前線のトライアングル。
個々の能力も高いので、
キープもでき、局面打開力も持っている。


ヴォルフスブルグは、
4-4-2の形。
相手の両CBにもプレスをかけ、ボールを運ばせなくする狙い。
ただ、
中盤は数的不利の状態…。
たとえば、
ラインを高くしてスペースを潰し、
プレスを積極的にかけて、
相手のCBから時間を奪う姿勢は見られなかった。。。


結果として、
あっさりボールを運ばれ…。
ヴォルフスブルグは、
4-4-0-2のようなかたちになってしまい、、、
FWとMFの間のスペースをギュンドアン&ケールに使われ…
ジ・エンド。
普通なら、
FWがプレスをかけるために下がってくればとなるが、
前線のトライアングルにそれを求めては酷だし、
一番のウリがなくなってしまう。。。

 
ドルトムントのCBはプレスをかけられても繋げるし。
香川が中盤のマークをひきつけることで、
ギュンドアン&ケールにスペースを与える動きは逸脱していた。
なので、
数的優位が容易にでき、
裏への意識が高いチームなので、
ヴォルフスブルグのDFラインもズルズルと下げられてしまった…。


ドルトムントの強さは、
何と言っても、
スペースメイクとスペースへの飛び出し意識。
そして、
献身的動きとエゴイズムのなさがかみ合う点。
誰かがスペースを開けたら、
誰かがそこへ入ってくる。
動いた選手もしっかりボールホルダーに自分の動きのイメージを伝達する。
そういったことがクロップにより叩き込まれているので、
誰かがいなくいなった途端にチームが機能しなくなることはあまりない。


もちろん、
その選手の個性によって、
多少はカラーは変わってくるが、
それは試合の流れを変えるアクセントとしてだし。
ペリシッチもしかり、
ライトナーもしかり…。


これに、
ゲッツェとベンダーが戻ってくれば、
盤石になるのかな。。。