ブンデス・リーガ11-12第30節_ボルシア・ドルトムントvsバイエルン・ミュンヘン
前節、
好調のヴォルフスブルグを退けたドルトムント。
勝ち点さえ獲れれば問題なさそうだが、
この後、
ルールダービーもあるし、
メンヒェングラートバッハ戦も控えているから、
できれば、
勝ちたいところだろう…ホームだし。。。
一方バイエルンは、
たとえズィグナル・イドゥナ・パルクだろうとも、
勝たなければ、
厳しい状況に追い込まれる。
勝ち点3は必須でしょう。
システムは、
どちらも4−2−3−1。
ただ、
バイエルンは守備には、
4-4-2に変化する。
トップ下のミュラーがゴメスの横へと移動して対応するかたち。
二人の役目は、
ドルトムントのCBに時間を与えないこと。
そして、
CBからボールを引き出そうとする選手、
即ち、
ボランチの2人を捕まえること。
これに対し、
ドルトムントのボランチ2人は、
SBの位置に移動したり、
縦関係になったり、
3バックに変化させたりと、
バイエルンのプレスを機能させないようにしていた。
一方のバイエルンのボランチの2人は、
香川の動きに気を取られ、
ギュンドアン&ケールに低い位置で数的優位を作られ、
苦しめられることになる。
バイエルンサイドの選択として、
中盤が前線の2人に連動するのか、
下がり気味に対応するのか…。
前者ならば、
後方にスペースができ、
後者ならば、
ボールを運ばれてしまう。
バイエルンサイドの答えは、
下がり気味に対応することしたわけで。
前線の選手が裏に飛び出したり、
相手から離れてボールを受けることで、
ペースを握っていく。
バイエルンとしては、
ノイアーがいなかったらどうなっていたことか…。
いつものドルトムントと違う点は、
やはり、
バイエルンには両サイドの協力2枚看板がいるということ。
一対一の局面はなるべく作らせたくないのは明らかなわけで。
定番なのは、
SBとSHで対応すること。
ただし、
ラインを上げすぎるとDFラインの裏にスペースが出来てしまう。
なので、
ラインを下げ、
安全策で対応していく。
この傾向が如実に現れてくると、
当然のように、
ドルトムントの攻撃はカウンター主体へとなるのは必然。
ペースは、
ドルトムントなのだと思えるが、
バイエルンもボールを保持する時間があるわけで。
ロッベンやリベリーを中央に送ったり、
高い位置でボールを失った後に、
そのまま高い位置からの守備を機能させて、
逆カウンターを成功させたりと。
前半は、
チャンスはドルトムントが多かったが、
ノイアーのおかげで、
0-0。
後半に入ると、
ドルトムントは4-4-1で守備を固め、
前半の終盤と同様にバイエルンがボールをキープする展開。
SBの積極的な攻撃参加、
ロッベン&リベリーの自由なポジショニングによって、
点を取りにいくバイエルン。
ドルトムントは頼みのカウンターの頻度が減り、
より自陣に押し込まれる展開になり
攻め込まれる時間が増えていった...。
そして、
動くハインケス。
この試合消えていたミュラーに代えて、
シュバイニーを投入。
一方のドルトムントは、
ライトナーとペリシッチを入れて、仕切り直しを計る。
そんな中、
試合が遂に動く。
こういう展開でよくありがちなセットプレーで…。
コーナーキックのこぼれだまをミドルシュート
↓
レバンドフスキが、
ノイアーの前で方向を変えて、
待望の先取点!!!
この後、
負けられないバイエルンは怒濤の攻撃を仕掛ける。
結果、
リベリーとのコンビネーションから、
ロッベンがペナルティーを獲得!
しかし、
これをまさかの失敗...
で、ジ・エンド。。。
勝ち点差が6になり、
連覇にかなり近づいたでしょう…ドルトムントは。
やっぱりというか、
死んでいたミュラー。
改めてトップ下だと機能しないなぁー。
そうなると、
右サイドに入れてロッベンがベンチになるわけだけど。
PKを外したからという訳ではないけども、
いない時の方が攻撃に迫力を感じる気が...。