チャンピオンズリーグ_セミファイナル_1stレグ_バイエルン・ミュンヘンvsレアル・マドリード

逆転優勝に向けて、
ドルトムントとの決戦に破れ…
DFBポカールドルトムントとのリマッチがあるとはいえ、
もはや、
チャンピオンズリーグしかなくなったバイエルン...
ファイナルの場がアリアンツ・アレーナだからというだけでなく、
ファイナルに進出できなければ、
失敗の烙印を押されてしまうだろう…


一方のレアル・マドリーは、
何といっても、
週末にクラシコを控えているのが問題。
チャンピオンズリーグクラシコも同様の力配分で考えなくてはならないのは、
かなり厳しい。
ただ、
引き分けでも最悪十分なのも事実...
残り全勝すれば問題ない訳だし。。。
気がかりなのは、
サン・マメスでのビルバオ戦が残っていることかな。



序盤はホームのバイエルンが主導権を握ろうと試みるが、
マドリーも序盤からハイテンションで臨んできた。
その結果、
ボールがどこかに落ち着くこともなく、
攻守の流れはハイスピードで入れ替わる展開に。


バイエルンは、
守備時には、4-4-2で対応してくるので、
マドリーはシャビ・アロンソをDFラインに落として、
攻撃を組み立ていった。

最初のチャンスは、
バイエルンのショートパスをケディラが奪って発生したショートカウンター
エジルのスルーパスに抜け出したベンゼマがシュート!
これはノイアーがファインセーブ。
リーグ戦ではたまに凡ミスを犯すノイヤーだが、
こういうところはさすが。


この一撃からバイエルンは徐々に進め方に変化が現れる。
ボアテングバトシュトゥバーという繋げるCBコンビだが、
マドリーにカウンターをくらったら危険ということで、
ノイアーへのバックパスを含め、安全な方法で試合を進めていった。
つまり、
徐々にロングボールが増えていったバイエルン


マドリーはこの試合も前線の選手たちは守備に戻ってくることはなかった。
やはり、
クラシコとは違うということなのか...
アウェーゴール狙いだったということなのか...


こうなると、
バイエルンは放り込んだほうがOKである。
マドリーの前線の選手はビルドアップの圧は掛けてくるが、
守備のために、戻ってくることはめったにない。
となれば、
さっさと放り込んでセカンドボール狙いが常套手段。
こうして、
マドリーの体型に間延びが生じることになる。

そして、
バイエルンがセットプレーから先制。
マドリーの前線の選手が相手を深追いすればするほど、
攻守分断の状況はより鮮明なかたちへ。
ただし、
マドリーのカウンターの個人能力はやはり強烈な訳で、
試合のペース云々ではなく、
怖いのは恐い。。。


ただ、
この試合のマドリーは、
異様なまでにサイドチェンジを連発していた。
それは、
バイエルンのSBの攻撃力を考えてのことだと思うが、
それに伴い、
カウンターを狙う図式だったと思うが、
上手くはいっていなかった。


マドリーの対応というと、
CBが外に引き出されたら、
ケディラがDFラインに入り、
その空いたスペースには、
エジルが戻ってカバーするという流れ。
なので、
エジルに負荷が掛かるのはいうまでもなく、
途中交代に追いやられるのはいたしかたない。。


こうして、
1-0で前半を終える。


後半に入ってもカウンター狙いのマドリー。
そして、
コーナーキックのカウンターから決定機を一度は、
ノイアーが何とか防ぐが、
最後はエジルに押し込まれて試合は同点に。
最初に動いたのはバイエルンサイドで、
シュバインシュタイガーミュラー


一方のマドリは、エジル→マルセロへ、
CR7をFWの位置に移動させ、
変形の4-4-2ヘ。
マルセロとコエントランが左サイドもカバーするかたちに。
右サイドはというと、
アルベロアが一人で対応する展開、、、
だって、
CR7は守備をしないから。
シャビ・アロンソケディラでスライドするといっても限度があるし。


では、
マドリーの右サイドを突けば良いのかというと、
そこはモウリーニョの狙いな訳で。
アルベロアにひたすら耐えてもらって、
CR7にかける戦法…。


しかし、
バイエルンはその誘いの乗ってこず、
コエントランサイドを狙われ、
チャンスを作られていった。
さすがにこれではと、
マルセロを右に、CR7を左に回し、
グラネロを中央のかたちへ。


これにより、
コエントランvsラームのガチンコ対決へ。
結果は、
ラームの圧勝で、
一対一でやられ、
最後はゴメスがきっちり決めて、
勝負あり!


バイエルンを甘く見ていたのかモウリーニョ、、、
きっちり前から守備をすれば良いと思うが、
なかなかバルサが相手じゃないと、
しっかりやらないのかな。。。
支配率も46%vs54%だったけれど、
もっとできた筈だし。
マドリーは、今季のCL初黒星なのだが、
モウリーニョが楽観的なのは間違いない。
ベルナベウで2点差以上で勝てる自信があるのでしょう。
ただ、
ゴメスが決定機をきっちり決めていたら、
どうなっていたのかな。。。