明日からいよいよCLベスト16セカンドラウンド。

そんな中やっと、ベスト16のファーストラウンド8試合を見終わった。
個人的には、このベスト16が一番面白い。
しかし、2日間で8試合も行なわれるので正直、見るのはツライ^^;


ライブでみたのは、
まずは、『レアルマドリーvsバイエルンミュンヘン』戦。
きっと日本人のほとんどの人が中村俊輔見たさに、
セルティックvsACミラン」を選ぶだろうが、
自分的には、やっぱりこのダメダメ対決に興味があった。
それに、セルティックは負けると思っていたから。
ホームのセルティック・パークだったとしても。


はっきりいって、このサンチャゴ・ベルナベウ決戦は凡戦だった。
両チーム合わせて5点入ったけれども、
マドリーはラウールとベッカムだけで取ったものだし、
バイエルンの方もFKとファン・ボメルの“あの”ミドルシュートなわけだし…。
でも、楽しめたし面白かった。
だってガタガタのチーム事情同士の対決で、きっちりと試合ができるわけないと
分かっていたし、名門の意地みたいなものは垣間見れたから。
アウェーゴールを2点も取ったので、バイエルン有利と思われがちだが、
そうは思わない。
先週末のベルリン戦もそうだったが、今のバイエルンは守れない!!
ホント酷いくらいに。
なので、全くのイーブン、いや、初戦勝っているぶんマドリー有利だと思う。


翌日に見たのは、『インターミラノvsバレンシア』戦。
この日の注目度はなんといっても、
バルセロナvsリバプール」戦だったと思うが、
オレには“絶対に生で見たい!!”とは思わなかった。(理由は後述にて)
このサンシーロ対決は非常に興味があった。
バレンシアは自分の優勝候補だったし、今のインテルは絶好調なわけで。
結果から言うとバレンシアの価値あるドロー決着。
しかも、アウェーゴールを2点も取っての。
インテルファンは納得がいかないと思う。
自分がもしそうだったなら、“なんなんだよ!!”って叫んだろーな。
それくらい、インテルが試合をコントロールしていた。
しかし…
こういう大舞台だと、レフェリーが主役になってしまうことがよくある。
このベスト16の8試合中、3試合がそうなってしまった。
そう…誤審。
しかし、バレンシアはその逆境を“逆手”にとり上手く利用した。
カンビアッソのゴールは明らかにオフサイド
それは主審も分かっていたのだろう。
だからその後から、アウェーにも関わらず明らかに
バレンシア寄りのレフェリングだった。
そんな流れをきっちり点に繋げたのは素晴らしかった。
もぎ取った2点はともにスーパーゴールだった。
これは、メスタージャ決戦に向けて大きなアドバンテージになった。
それにこの試合はチーム力というより、
マンチーニとキケ・フローレス両監督の資質の差が感じられた。


レフェリーが主役になってしまった後の2試合、
まずは、「リールvsマンチェスターU」戦。
後味が悪すぎる!!
物議を醸し出した決勝点のギグスのFKは、「オイオイ」と思うが
リール側の不注意だと思う。
しかし、オデンウインジのシュートが取り消されたのは納得がいかん!!
あれでファールを取られてしまうなら、
“ゴールなんてできない!!”
リールファンじゃなくても、あの主審には文句を言いたい。


「ローマvsオリンピックリヨン」戦。
全8試合中一番の好ゲームだったと思う。
イエローカードが11枚も出たのは、ちょっと…
とおもいがちだが、それくらい激しい展開だった。
たしかに、派手なシーンはあまりなく、見せ場はFKくらいで
中盤でのゴツゴツとした潰し合いがほとんど。
個人戦術が好きな人には、全くつまらなかったかもしれないが、
唸らせる攻防、手に汗握る熱い試合だった。
セカンドラウンドが楽しみだ。
オリンピコで勝てなかったローマはかなり痛いと思うが…。


「PSVvsアーセナル」戦。
ひとことでいうなら、“アーセナルってこうなんだよな^^;”
って感じ。
良くも悪くも。
ただ、ロシツキがロンドン決戦に出られないのはかなり痛いはず。
やはりアンリ頼みになると思うが、そのアンリも…。


ポルトvsチェルシー」戦。
さすがと思わせる采配も見せ、モウリーニョの思惑通りのアウェードローだと思うが、
テリーの故障は想定外。
あのチームは前は羨ましいほど好選手がいるが、後ろは薄すぎる。
エシアンもセンターバックに持っていくしかないから…。


セルティックvsミラン」戦。
ある意味、一番のショック。
ここまでとは…。
結果は引き分けだが、運が良かったとしかいいようがない。
格が違いすぎる。
無敵といわれるセルティック・パークでこれでは、サンシーロではちょっと。
しかも、怪我人が戻ってくるわけで…。


最後に、「バルセロナvsリバプール」戦。
注目度は一番だったが、予想通りというか、
退屈な試合。
ベスト16に残ったチームの中では、リバプールは好きなチームなので
結果は凄く嬉しい。
しかし…。
まぁ、こうゆう戦い方しかカンプノウバルサ相手に対等に渡り合えないので、
仕方ないのだろう。
お見事!!
ベニテス
これぞ、“ラファマジック!!!”いうべきだろう。
負けなければ良い展開は、もの凄いアドバンテージだが、
死に物狂いで仕掛けてくるバルサを跳ね返せるだろうか…。
ただ、
“血戦”の舞台はアンフィールド
普通にいけば…。