CLベスト16セカンドラウンドも終わり、ベスト8が出揃った。
まだ全試合見終わっていないのでそれについては後日。
まだ見終わっていない理由は、週末には各国リーグの大一番が目白押しだったから。
リーガエスパニョーラのクラシコ、
セリエAのミラノダービー、
ブンデスリーガの2強対決。
クラシコとミラノダービーは面白かった。
ともにCLで敗退してしまったため、周りの注目度も低かった気もするが、
やはり“クラシコ”だった。
とくに、マドリーの気合いは凄かった。
カンプノウで戦っているのを忘れさせるくらいに。
バルサとしてはメッシのハットトリック、
1人少ない状態でよく引き分けに持っていった…といえるかもしれないが、
ホームなんでね…。
セリエAは好きじゃないので、久しぶりにフル観戦したが、
これが思いのほか面白かった。
ロナウドのスーパーゴールを見れたし、ミランDFは頑張っていた。
「マルディーニ幾つだよ…」と感心させられたし。
しかし最後は、地力の差というか、タレントの差だった気がする。
そして、「バイエルンvsブレーメン」戦は酷かった…。
情けないくらいに…。
結果だけ見ると、アリアンツ・アレーナで負けなかったのは満足しなくてはいけないが、
あまりにも…。
先の2試合はどちらもファンのチームではないので、冷静に見れるのだが、
贔屓のチームだと、気が気でない。
前半はバイエルンに一方的に攻められ、シュートもハントが一本撃ったくらいで…
同点ゴールもラッキーなもので、ヴィーゼのファインセーブと、
サリハミジッチがあの“ドフリー”を外さなければ負けていた訳だし。
ホント、“奇跡”のひとこと。
話はCLに戻って、「リールvsマンチェスターU」戦のファーストラウンド。
リーグアンはほとんど見ていないので知らなかったのだが、
「早くFKを蹴ったらイエローが出る」のだそうだ。
それによって退場になった選手もいるらしい。
たしかに、「リーグアンではこんなんだから!」という理屈は通用しない。
あくまでCLの舞台なのだから。
しかしそのようなルールに慣れていれば…
今後そういったルールの統一化も考えないと。
詳しくは分からないが、リーグアンとプレミアでは相当の差がある気がする。
そして、あの「ボイコットをちらつかせた」シーンも
リーグアンでは正当な抗議なのだそう。
審判に説明を求める場合は最初にプレーが途切れた時に、
キャプテンが主審に言いにいかなければならないという。
これには主審、相手のキャプテン、それに副審1名の立会いが必要だという。
要するにリールの選手たちは、正式に抗議をするために副審を呼びにいったのだ。
ただし、先のもあるように、ここはCLの舞台なのだから。
選手に非はないと思う。
監督なりコーチなりマネージャなりが、
こういったルールの違いをきちんと把握し、
選手をコントロールしなければならないと思う。
現在の欧州サッカーは、チームとしての戦術ではなくタレントを並べるだけで
勝利を得ようとするものがほとんど。
そんな中で、リールは知っている選手がひとりもいなかったが、
素晴らしいチームだったと思う。
このようなチームが、「“今”欧州最強と言われるマンチェスターU」に
タレントの差(一発)だけで負けてしまったのは非常に残念だ。
こういったチームが、CLという晴れ舞台で活躍してくれることを切に願ってやまない。