今期も相変わらず、降格圏内をさまよっているビルバオ。
リーガ開幕時の躓きを徐々に取り戻しつつあるセビリア。
チャンピオンズ・リーグ決勝Tでも一番注目しているチーム。
ただ、
アフリカ・ネーションズ・カップでエース、カヌーテが離脱。
全く別のチームになる予感大。
ビルバオにとっては、
絶対に負けられないこの一戦。
ビルバオのスタメンは、
イライソス、アモレビエタ、コイ、イラオラ、オルバイス、オシオ、マルティネス、ロペス、スサエタ、ジェステ、アドゥリツ。
一方セビリアのスタメンは、
デ・サンクティス、ダニエウ・アウベス、エスキュデ、クレスポ、ファツィオ、ナバス、ポールセン、カペル、マレスカ、レナト、チェバントン。
戦術のキーマン、カヌーテ不在。
これは痛いスギ。。。
しかも、ルイスファビアーノもいない…。
もちろん、コネもアフリカに行っている。
チェバントンのワントップ。
セビリアの武器は何といっても右サイド攻撃。
組織で崩すよりは個人の能力で。
個人の能力を存分に発揮するためには、スペースが必要不可欠。
相手がプレスをかけてきたら、個人の能力を生かせる場は少なくなる。
スペースを作るのは相手のディフェンスラインを下げさせるのが一番。
セビリアでいえば、カヌーテへのロングボール。
従来、ボールゲームが苦手なセビリア。
中盤のスペースを潰されると苦戦は必死。
少々強引なロングボールでも、カヌーテなら何とかしてくれるし、
レナト&ポールセンもセカンドボールへの対応は得意。
しかし、
この日はその位置にチェバントン。
アイトールオシオ&アモレビエタのコンビに空中戦を封じられ、
ターゲットがチェバントンのみなので、簡単に勝てるハズもなく...。
レナトがターゲットになるのは無理があるし、
カペル&ヘススナバスも中央に入って来て、タテのボールをさばくことは得意ではない。
せっかく、
マレスカ、レナト、ポウルセンを同時に期用しているのに、
その意味がよく理解できない。
高い位置でボールを奪って、自分達で切り開くためなのに...。
中途半端にロングボールに頼るけれども、
前線でタメが出来ないから、
切り札のダニエウ・アウベスも攻撃に参加出来ず...。
一方のビルバオ。
イラオラ&コイの効率良い攻撃参加が目立っていた。
逆に中盤でボールを奪ったビルバオは仕掛けまくり。
なかなかフィニッシュまでいけなかったが、
前半28分、
エース、ジェステが決める。
さすが!!
その後、
セビリアも徐々に魅せだすが、
ことごとくビルバオに跳ね返される。
試合はそのまま前半終了。
さて、
後半はどうする??...セビリア?!
カヌーテがいない以上、
ロングボールは捨てて、中盤からボールを展開するしかない。
クレスポを下げて、コレイアを投入。
そして、
システムも変則的な右サイド偏重へ。
人的に右サイドを増やして、
アウベスを意地でも使いたいのか。。。
さて、この賭けは吉と出るのか…??
しかし、
ここでセビリアに事件勃発。
エスキュデ退場。
せっかく、
賭けに出たのに、勢いを完全に削がれた感じのセビリア。
はっきり言って、ジ・エンド。
その後、
なんとか捨て身の打ち合いに持っていったが、
スサエタに追加点を奪われ…。
確かに、
カヌーテは必要不可欠で代えの効かない選手。
しかし、
ここまでとは...。
この後のリーガもかなり心配だが、
CLは大丈夫なの??
もし、
カヌーテが離脱したら、
終わりじゃん。