ホスト国の憂鬱

ユーロで同じ組の両国。
それがそのテストマッチで行われるのは
かなり珍しい。
開催国オーストリアにとっては、
有意義に思えるこの試合。
しかし、
ドイツにとっては...


はっきりいって
そんな試合になってしまった(>_<)


オーストリアのスタメンは、
マニンガー、フクス、ポガテツ、プロドル、サウメル、レイトゲブ、アウフハウザー、スタンドフェスト、イバンシュイッツ、ハルニクリンツ


ドイツのスタメンは、
レーマン、ラーム、フリードリッヒ、メルテザッカーヴェスターマン、シュナイダー、シュバインシュタイガーヒツルスペルガーバラック、クローゼ、クラニィ。


オーストリアのシステムは
3-4-1-2。
攻撃パターンとしては、
相手の裏を狙うこと。
司令塔のイバンシュイッツからのスルーパスを基点として。
けっこうこれでもかァ...
という感じで執拗に裏を取ろうとしていた。
前線の3人の縦の関係は悪くはなかったと思う。


その前線3人は、
ドイツ攻撃陣へプレスをかけ、
後ろの選手がディフェンスラインから出るボールを奪いにかかる。


オーストリア守備のタスクは、
第一にボールを展開させないこと。
次にボールを後ろの選手が奪えるように相手にプレッシャーをかけること。
最後にボールを前線で奪いにかかること。


そのプレスの前に
ドイツは全く試合を作れなかった。


オーストリアは中盤でボールを奪い一気に攻撃に枚数をかける。
特にサイドからの飛び出しが効果的。
ドイツディフェンスのSBを中に絞らせ、
サイドを空けさせて、
そのスペース目がけて2列目から飛び出していくパターン。
何度もドイツのSHを振り切るシーンがあった。


試合は完全にオーストリアペース。
ただ、
得点は奪えなかった。。。
この決定力不足がオーストリアの最大のアキレス腱。
決定機を作り、
有利に試合を運んでも…(-.-;)


後半に入っても流れは前半同様にオーストリアペース。
前半に気になった前線と中盤の間延びも修正しつつあった。


しかし、
後半10分を前にヒツルスペルガーがミドルをズドン。
完全にペースを握っていて、
点が取れず先取点を取られてしまうと、
一気に沈むのはサッカーではありがちなパターン。


その後もオーストリアは攻めるのだが...(-.-;)


前半から飛ばしていたのも事実。
その疲れが、
点を取れない苛立ちと重なり
一気に出てしまい...。
後半18分にクローゼに追加点、
後半35分にゴメスにトドメを刺され…
ジ・エンド。


攻撃がワンパターンのオーストリア
あれではなかなか崩すのは容易ではない。
独力で何とかしてしまう強力FWがいるわけでもないから…。
残り4ヶ月弱、
戦術の見直し、
バリエーションの強化は必須でしょう。
ホスト国としての責務、
イングランドにその枠を譲るべきだ!
なんて声を出させない為にも…。
ただ、
司令塔のアンドレアス・イバンシュイッツは注目すべき選手***


そして、
ドイツ。。。
酷い…酷すぎる。。。(>_<)
レーヴ体制になって最低の試合かもしれない。
何をしたかったのか、
全くもって理解できない。
モチベーション的に落ちていたのは事実だと思うが、
テストマッチなのだから何かを掴んで欲しかった…。
レーマンはミスを連発するし...┐('〜`;)┌
試合出ていないから...
なんて言い訳は勘弁して欲しいし、
シュナイダーもシュバインシュタイガーも酷かった...(;+_+)
ラニィも見せ場を作れず...(;+_+)
何のために試合してるんだか┐('〜`;)┌
来月、
もうひとつのホスト国のスイスとの試合では、
明確なビジョンを持って望んでほしい。
そう...
テストマッチを。