3度目の正直☆☆☆

痛い…痛いーーーΣ( ̄□ ̄;)!!!
ドロー決着のファースト・レグ。
あのリーセの悲劇のオウンゴールから8日、
リバプールからロンドンへ舞台を変えて。
チェルシー無敵のスタンフォード・ブリッジ…(><)
圧倒的不利の状況だが、
ラクル、レッズの運命は…(?_?)


チェルシーのスタメンは、
チェフ、エッシェン、テリー、カウバーリョ、アシェリー・コールマケレレバラックランパード、カルー、ジョー・コールドログバ


リバプールのスタメンは、
レイナ、アルベロア、キャラガー、シュクルテル、リーセ、マスチェラーノシャビ・アロンソベナユン、カイト、ジェラード、トーレス


ようやくモウリーニョの呪縛から解かれつつあるチェルシー...(^_^;)
SBは攻撃参加するようになったし、
カウンター狙いよりは、
横への意識を強くしてポゼッションを重視するようになったし、
決まった面子だけでゴールに迫るよりも、
多くの選手を経由して攻撃を組み立てるようにもなった。


それはマンUとの大一番でも、
ほぼ前半だけだったが、
試合を支配したように、
この試合でもボール支配はチェルシーの方だった。
慣れの問題もあるが、
チェルシーらしくないと思ってしまうのは、
自分だけ…(?_?)


リバプールのシステムは、
4-4-1-1。
トーレスが最前線で、
ジェラードはその後ろ、
マスチェラーノシャビ・アロンソベナユン、カイトが並ぶ形。


リバプールというと、
ベニテスの代名詞でもある、
前線からの積極的な守備がウリなのだが、
最近はあまり見られなくなっている。。。(〃_ _)σ‖


で、
トップのトーレスはというと、
前線で相手にプレッシャーをかけても後ろがついてこないので、
無駄な走りとなってしまい、
結果、
続かなくなってしまっている感じ。
前から積極的なプレスをして、
中盤もラインを上げて連動したプレスをする、
そして、
DFラインも連動してラインを上げることによって、
コンパクトな陣形を保てることになる。


トーレスもジェラードもたまにしか守備をしないから、
中盤が最初にボールに対して寄せに行くしかないが、
当然、
相手のDFライン深くまでマスチェラーノたちが深追いできないから、
必然的にDFラインとブロックを形成しなくてはいけないので、
結果としてDFラインが下がる。
そこを見事つくかたちで、
ランパードバラックが絶妙のポジションでボールを
受ける場面が目立った。
なので、
チェルシーのオフェンス陣に対しては、
プレッシャーがかからない場面がかなり多かった。
逆にチェルシーはほとんどの場面で
リバプールオフェンス陣に対し、
プレッシャーを与えていた。


チェルシーのシステムは、
4-1-4-1。
カルーとジョー・コールの守備意識が格段に増したことで、
分厚い守備ブロックを形成することが可能となったチェルシー
ドログバをトップに残す形で、
中盤の選手は積極的にボールホルダーにプレスをかける。
やはりこういう点は、
マケレレがいることが大きいのだろう。
DFラインと中盤の間にマケレレがいることで、
プレスを掻い潜られたとしても、
マケレレがカバーしてくれるので、
安心感を持っているようだ。
しかも、
ラインをコンパクトに保てているので、
相手を囲い込むこともできていた。


リバプールクラウチがいないので、
ロングボールはほとんどなし。
ポゼッション率は上がるかもしれないが、
可能性が少なくなるのは当然。
その辺は、
両チームのSBの貢献度に如実に現れていた。


そんな状況の中、
33分に試合が動く。
オフサイド気味にカルーが抜け出しシュート、
レイナが弾いたボールをドログバが強烈な一撃。
狭いニアを突き破る驚きのシュートで、
チェルシー先制。


前半はこのまま終了するが、
雨が強さを増し、
荒れる予感が漂うΣ( ̄Д ̄‖)


後半の立ち上がりは、
リードしているチェルシーも人数をかけて攻めていたが、
徐々に守備意識を高めていく。
SBは攻撃参加しなくなっていったし、
マケレレの位置も下がっていった。
ボールを持たされた感のあるリバプール
しかし、
ターゲットマンクラウチはいない…(;´д`)


そんな中、
活路を見出したのは、
右サイド。
アルベロアは積極的に高い位置で
対面のA・コールをひきつけて
カイトをフリーにしていた。
フリーになったカイトは持ち前の器用さを発揮して、
何度も中盤からボールを引き出す動きでチームに流れを引き寄せようとしていた。


これに刺激を受けたのか、
眠っていたジェラードも中盤に降りてゲームメイクをこなすようになり、
リバプールの前線が流動的に動き始める。
クサビのボールをもらう動きを前線の選手が意識するようになり、
クサビのボールを通す意識がDFラインにも浸透していった。


カイトが頻繁にボールに絡み始める。
その動きに周りも反応。
トーレスもプレスに携るシーンが増えてきた。
そして同点ゴールが生まれる。


65分。
前線の流動性アルベロアの高い位置取り、
ジェラードのフリーランニング、
ベナユンのドリブル&スルーパス
トーレスのさすがの決定力でリバプール同点。
ベナユンが4人も翻弄してしまった。


70分にカルーを下げてマルダを投入し勝負に出るが…。
マルダはボールに絡むことが上手いのだが、
どうしても得点の気配が薄い気がする。
インパクトがないというか…。
エッシェンが動き回ってチャンスを作るが…。


リバプール
77分にベナユンアウトでペナント。
この辺の意図はよく分からん…( ̄□ ̄;)!!


その後、
両チームともクロスを上げるものの、
決定機はほとんど作れないまま後半が終了。


そして、
試合は運命の延長戦へ。


ペースはリバプールが握っていた感があるものの、
最後のフィニッシュまでいけないリバプール
一方のチェルシーも同じで、
中々流れを掴めない。
しかし、
チェルシーには一人で流れを変えられる選手がいる。
そう、
ドログバ
中盤からのボールを受けたドログバは、
ヒーピアとキャラガーを外してフィニッシュまでもって行く。
この一撃でチェルシーの流れが傾きかけた気が…。
98分、
バラックヒーピアのトラップミスを見逃さずに
早いチェックでボールを奪い行きペナルティーを奪う。
これをランパードが確実に決めて、
チェルシー勝ち越し!!


追い込まれたリバプールは、
トーレスに代えてバベル。
カイトをトップにしてロングボール狙い。
しかし、
中々カイトまでボールが届かない…(x_x;)


チェルシーは105分、
アネルカ&マルダが右サイドで絶妙なコンビプレーを見せて、
抜け出したアネルカのクロスをドログバが決めて、
2点差。
勝負あったか…(T_T)
延長前半終了。


さすがに延長後半に入ると、
チェルシーは無理をせずに時間を潰しにかかる。
どんどん追い込まれていくリバプール…(;´∩`)/
しかし、
残り5分でバベルのミドルが炸裂。
これは恐れ入りました…(; ̄_ ̄)=3


しかし、
さすがに2点差を追いつくのは厳しく、
3-2で延長戦も終了。
いやぁ〜
雨中の中でもそれを吹き飛ばす熱い試合だった。。。o(><;)(;><)o