ブンデス開幕☆☆☆

毎年毎年、
ビッグクラブへキープレーヤーを獲られてしまう、
悲しきブンデスリーガ...(><)
今年も、
開幕直前にファン・デル・ファールトレアル・マドリーに…(T_T)
仕方ない部分もあるが、
東欧や南米の埋もれている才能をこれまで以上に
発掘して欲しいものだ。


さぁ、
そんなブンデスの中でも頭ひとつ、
いや、
頭ふたつ抜けている感がある、
デフェンディングチャンピオンのバイエルン・ミュンヘン
ユルゲン・クリンスマンを監督に迎え、
国内リーグはもちろんのこと、
チャンピオンズ・リーグである程度の結果は、
求めてられると思う。
ただ、
マイスターシャーレ獲得率はかなり高いと思うが、
欧州の舞台では正直、
かなり厳しいと言える。
ただ新戦力は、
ティム・ボロウスキと、
第2キーパーのハンス・ヨルク・ブットだけ。
昨シーズンのUEFAカップで、
一世風靡したゼニト・サンクトペテルブルクに惨敗したからだけではないけれど、
中盤から前の選手があと2枚足りない気がする。
クリンスマンは現状の戦力で満足しているそうだが…。


バイエルンのスタメンは、
レンシング、レール、ルシオファン・ブイテン、ラーム、シュバインシュタイガーファン・ボメル 、クロース、ゼ・ホベルトポドルスキ、クローゼ。
システムは、
中盤をダイヤモンド型にした4-4-2が基本。
状況に応じて、
4-3-1-2になったり、4-1-3-2を使い分ける形。
左にゼ・ホベルトで、
アンカーは、ファン・ボメル
今シーズンはキャプテンになり、
モチベーションは高いと思うのだが…。


ハンブルガーSVのスタメンは、
ロスト 、ラインハルト、マタイセンボアテング、ベンジャミン、デ・ヨング、ヤロリム、トロホウスキ、ピトロイパ、ゲレーロ、オリッチ。
ハンブルグはなんといっても、
エースのファン・デル・ファールトが抜けた穴をどうするのか…(?_?)


リベリーもトニもアルティントップもいない、
バイエルン
個人的には、
ドイツの至宝、
トニ・クロースが先発したので注目なのだが、
やはり、
ファン・ボメルが気になった。
立ち上がり続けざまに2点をリードするのだが、
その後のプレーがイタダケない...(x_x;)
水準以上のパスセンスと、
効果的な前線への攻め上がりを見せるが、
守備面での不安定さが目立つ。
特に、
ポジショニングの悪さ。
運動量はもともと多くないから、
相手チームからすれば、
彼の上がったスペース、
すなわち、
ディフェンスラインと中盤とのスペースを付けば、
大チャンスとなり得る。
なので、
アンカーとしてはいかがなものか…┐('〜`;)┌


バイエルンのウリは、
右のレール&シュバインシュタイガーと、
左のラーム&ゼ・ホベルトのサイドアタック。
しかし、
アンカーのファン・ボメルが不安定なので、
ゼ・ホベルトシュバインシュタイガー
中に絞ってケアしなくてはならず、
そうなると、
サイドは1人だけになってしまい、
効果的なサイド攻撃が出来なくなってしまう。
そういったことは、
攻撃面だけではなく、
守備面でも悪循環を醸し出していた。
たとえば10分に、
オーバラップしたラームの裏を
オリッチをつかれ、
ポストに助けられたがあわやのシーンを作り出されてしまった。


12分試合が動く、
スローインからの速攻で、
左サイドを駆け上がったゼ・ホベルトが、
ゴール前にグランダーのクロス、
その流れたクロスを走りこんできた
シュバインスタイガーが強烈に叩きこんで先制。
一瞬のスキを付いた素晴らしいゴールだが、
ちょっとらしくないかな…(^^;)

そのスグ後の16分、
エリア内でマタイセンシュバインシュタイガーへのファウルを取られ、
ペナルティー
このPKはどうなんだか…。
これをポドルスキが落ち着いて決めて、2-0。
レフェリーが目立つ試合は良くないんだけど、
このPKの判定が後々、
ドラマを生み出す…。
この時間帯で2点差がつき、
バイエルンとしてはかなり楽なゲームになると思われたが...。


25分、
右サイドを深く抉った後、
トロホウスキがゴール前に絶妙のクロス、
これをマークを外したゲレーロが完璧なヘッドで、2-1。
ここも、
ファン・ボメルがしっかりとゲレーロをケアしなくてはならないのに、
フリーにしてしまった...(x_x;)


このゴールで、
バイエルンに暗雲が立ち込める。
特に左サイドのラームがオーバーラップを自粛しだしてきたから。
なので、
必然的に右サイドからの攻撃が主体となっていった。
そりゃそうだ...
レール&シュバインシュタイガーのコンビの右サイドに対して、
左はゼ・ホベルトひとりだから。


バイエルンの1点リードで迎えた67分、
右サイドからのクロスに対し、
オリッチをケアしたレールがファウルを取られ、
ペナルティー
これをトロホウスキが決めて、2-2の同点に追いつく。
前半のマタイセンのPKの判定もかなり疑問だが、
この判定もかなり怪しい。
まぁ、
これで相殺といえなくもないが...(^^;)


バイエルンは65分、
シュバインシュタイガーボロウスキへ。
結果的にこの交代は凶とでた感がある。
試合途中からラームが、
オーバーラップを控えたため、
右サイドからの攻撃が主体になっていたが、
ボロウスキが入って機能しなくなってしまった...。
繰り返しになるが、
バイエルンの武器は、サイドアタック。
しかし、
サイド攻撃と言ってもプレミアリーグのように、
縦へ縦へというよりも、
インサイド&アウトサイドを臨機応変に使った戦術ありきの攻撃。
この辺が新加入のボロウスキへには、
まだ浸透しきっていないのかな。。。(*_*)


試合は、
このまま同点のまま終了。
バイエルンからすると、
開始早々2点をリードしたにも関わらず、
ホームゲームを勝てなかったのは、
かなり痛いハズ...。
終了間際、
クロースのクロスがマタイセンの腕に確実に当たっていたんだけど…ネ。
ホームゲームなのに、
取ってくれないなんて...ネ。
さてバイエルンは今後、
アンカーのポジションをどうするのか…。
リベリーが帰ってくれば、
ゼ・ホベルトを回すという方法もあるのだが、
やっぱり面子が足りないと思う。


一方のハンブルグ
バイエルン相手にアリアンツ・アレーナでドローなら、
上出来かな。
ファン・デル・ファールトの抜けた穴は確かに大きい。
誰かを連れてくるにしても、
シーズンが始まってしまっているから、
時間がかかってしまうだろうし、、、
ただ、
サイドはそれなりに機能していたと思う。
特にトロホウスキは頑張っていた。
そんな中、
ドルトムントから、
ムラデン・ペトリッチを獲得。
これで、
オリッチ&ペトリッチのクロアチア代表コンビが誕生する!!