ブンデスリーガ08-09第2節_ドルトムントvsバイエルン・ミュンヘン

ブンデスの盟主としては、
チャンピオンズリーグ予選で、
シャルケアトレティコ・マドリーに惨敗した今、
否応なしにもバイエルンに期待はかかる。
しかし、
開幕戦を見る限りは正直、
CLの舞台では厳しいと言わざるをえない...。


不動の守護神だったカーンが引退し、
手塩にかけて育ててきたミハエル・レンシングが晴れて、
ゴールキーパーに昇格したのだが、
不安定さが目立つ。
特に、
反応の遅さが致命的!!
確かに、
晩年のカーンにも反応の遅さが目立つシーンもあったのだが、
経験と抜群の存在感でそれを補っていた。
しかし、
レンジングには当然、、、
そういったものがないわけで...(;_;)


そして、
一番の問題点は、センターハーフ
アンカーのポジションを託せる選手がいないこと。
クリンスマンは現有戦力で問題と判断したらしいが、
このポジションに適任者がいないのは、
はっきりいって致命的。。。(хх。)


ファン・ボメル


う〜ん...
痛いなぁ〜"/(*▽*)


さて、
一方のドルトムント
CL優勝経験もある名門だが、
FCハリウッドと揶揄された当時のバイエルンにも負けない
多くのスタープレーヤーを抱えていたが、
財政破綻後、
ロシツキのチームとして長らくやっていたが、
彼が移籍してしまい、
降格争いにも巻き込まれるほどのていたらく...ヽ(ー_ー )ノ
今シーズン、
建て直しを計るべく、
ドイツが誇る戦術マイスター、
ユルゲン・クロップを監督に迎えた。
選手もディフェンス陣を一新。
そして、
彼のチームにはもはや不可欠な存在となった、
モハメド・ジダンも獲得し、
前節もレバークーゼン相手にアウェーで見事な勝利。
さぁ、
ホームにバイエルンを迎えてどういった試合を見せるのか…。


ドルトムントのスタメンは、
GK
ツィーグラー
DF
ルカビナ
スボティッチ
フンメルズ
シュメルツアー
MF
ブラシュチコフスキ
ケール
クリンゲ
ハイナル
FW
ジダン
バルデス


バイデンフェラー、デデが怪我でいないのが、どう響くか...。


バイエルンのスタメンは、
GK
レンジング
DF
レール
ルシオ
ファン・ブイテン
ラーム
MF
アルティントップ
ファン・ボメル
オットル
シュバインスタイガー
FW
クローゼ
トニ


大黒柱のゼ・ホベルトが欠場。
これは痛い。
前節で及第点は、
シュバインスタイガーと、ゼ・ホベルトだけだったのに…。
ただこの男が帰ってきた。


トニ復活!!


バイエルンのシステムは、4-1-3-2
この試合もやっぱり、
アンカーはキャプテン、
ファン・ボメル
前節は全く試合を作れなかったが、
それでなくとも、
クロップのチームは、
前線からしっかりとプレスをかけてくるので、
フィルター役がしっかりとボールを回せなくてはならないのだが…。


案の定、
ドルトムントのプレスの前にバイエルンは成すすべなし。
しかも、
前線の選手が全くボールを引き出す動きを行わないので、
中盤は完全に支配される。
クローゼもそうだし、
両サイドのアルティントップバスティアンもケアしに来ない。
ホント、
動きが少ない。。。


そんなドルトムントペースの中、
8分、
バルデスとの見事なコンビネーションで、
ブラシュチコフスキがゴールを決めて、
早々ドルトムントが先制する。
この得点シーンも、
バイエルンのポジショニングの悪さ。
デフェンスライン、
アンカー、
前線の選手の距離間が開きすぎ。
最前線のバルデスジダンが献身的にプレスをかけているから、
必然的にラインを押し上げられる。


さぁ...
どうするんだ…バイエルン(?_?)
と思っていた23分、
ファン・ボメル退場!


しかし、
この状況が劇的な変化を齎す。
それまで、
ディフェンスラインと前線の距離間が問題になっていたのだが、
1人少なくなったことで、
前線の選手がラインを下げたので、
それが解消の方向へ…。


DFラインからボールを引き出す選手の枚数が増えて、
中盤でしっかりとタメを作れるようになった。
そして、
ライン間の距離間が改善されたので、
トニの存在間もやっと出てくるようになった。


前半はホームのドルトムントが1点リードで終了。
終了間際にバルデスが絶好のシーンを外したのことが、
ドルトムントにとっては、
後々痛いことになる...。


後半開始と同時にバイエルンは、
クローゼアウトで、ボロウスキ投入。
やっと中盤でボールを回せるようになったので、
より中盤を支配しようとする試みでしょう。
それが徐々に実りだして、
バイエルンがペースを握り出す。
しかも、
1人多い筈のドルトムントだが、
運動量がどんどん落ちていく...。


ちなみに、
冒頭貶したレンジングがこの試合、
何度も好セーブを連発!
ちょっとビックリ。
まぁ、
こういう当たる日もあるか…(^^;)


64分、
アルティントップがアウトで、
クロース登場。
その10分後の74分、
クロースのセットプレーから、
ボロウスキが決めて、
バイエルンが追いつく!!


同点に追いついたすぐ後、
トニを下げて、
ポドルスキを入れるのだが、
独りで何としろ感満載...―(T_T)→
さすがに、
それは無茶ってことで、
同点のまま試合終了。
バイエルンとしたら、
1人少ないアウェー戦での結果としては、
悪くはないんだろケド…(^_^;;


CLのグループリーグの組み合わせは、
バイエルンにとっては、
悪くない結果だと思う。
しかし、
グループリーグ突破は50%以下かな...。
リヨンは別にして、
今のままなら、
ヴィオラには勝てないと思う。


そういえば、
マルセル・ヤンゼンを放出して、
マッシモ・オッドをレンタルしてくるなんて、
よく分からん...\(−"−)/
それよりも、
センターハーフだろ…o( ̄ー ̄θ
急務なのは!!