チャンピオンズ・リーグ08-09グループリーグD_PSVvsアトレティコ・マドリード

果たしてどこまで出来るのか...。
今チャンピオンズ・リーグで一番注目チームと言えるアトレティコ・マドリード
個の力を最大限に生かし、
というか、
2トップの能力をフル活動し、
まぁ...
それだけじゃないケド(^^;)
ただチームとして、
その荒削りなところがまた魅力でもあるんだけど…。


PSVのスタメンは、
GK
イサクション
DF
ピータース
ブレシュ
マルセリス
サルシド
MF
シモンズ
チュリーナ
アムラバト
メンデス
アフェライ
FW
クーフェルマンス


PSVのシステムは、4-2-3-1
従来のイメージだと堅守速攻だったPSVだが、
今では、
アフェライのチームと変貌しつつある。
目立った問題点はいくつかあったが、
特に目を覆いたくなったのは、
ディフェンス面でのこと。
FWは相手のDFラインがボールを持っていても、
プレッシャーを与えるような動きをすることはない。
しかも、
DFラインと中盤の選手との距離感が悪く、
DFも仕掛けられると、
かなり厳しい状況…( iдi )
選手の質が落ちてるなぁ〜。。。((( T_T)
そりゃそうだ...
毎年毎年選手を引き抜かれれば、
選手の質が落ちてしまうのもいた仕方がない。
そんな状況下でも
エールディヴィジョン4連覇しているのは凄いというもの。
選手の質は落ちても、
組織の力で補えることは十分にあるのだが、
残念ながらそんな兆候は見られなかった。
昨季、
ドン底状態に陥っていたHSVを見事建て直し、
母国に凱旋帰国したフーブ・ステフェンス監督だったが、
まだチームに自分のイズムを浸透しきれていない感がある。
時間がかかりそうだなぁ〜。。。(ノ_<。)


アトレティコ・マドリードのスタメンは、
GK
レオ・フランコ
DF
アントニオ・ロペス
ウイファルシ
ハイティンハ
ペレア
MF
シモン
マニシェ
パウロアスンソン
ルイス・ガルシア
FW
アグエロ
フォルラン


アトレティコのシステムは、4-4-2
ちなみに、
言わずとも知れたハイティンハは、
前PSV所属、
ブーイングは凄かった。
前述のように、
PSVのディフェンス意識は低く、
アトレティコの選手は比較的自由にプレー出来ていた。
この試合想定外だったのは、
アトレティコの自由人が非常に守備意識が高かったこと。
そう...
フォルランアグエロの2人。
その2人に釣られるように中盤の選手も連動して高い位置を保つことに成功。
アスンソンマニシェが相手の位置によって頻繁にポジションチェンジを行い、
ボールをもらいに下がる相手のSHには、
SBがしっかりケアをしてパスコースを限定。


試合は開始9分早くも動く、
ルイス・ガルシアからアグエロと繋いでアトレティコ先制。
貴重なアウェーゴールを奪うことに成功したアトレティコは、
カウンター狙いに徹する。
まぁ、、、
当然でしょう...。
PSVは何も出来ないまま時間が過ぎて行く。


31分アトレティコにアクシデント発生。
フォルランがリタイアし、
シナマ・ボンゴーユ投入。
フォルラン離脱は、
アトレティコにとって痛いと思われたが、
36分、
そのシナマ・ボンゴーユのクロスから、
アグエロが見事な動きを見せ、追加点。


前半で2点のリードを許してしまったPSV。
さすがにこのままでは、
終われない筈で...。
後半に入ると、
アトレティコはラインを全体的に下げてきた。
こうなると、
中々ディフェンス網を突破できないPSVは、
積極的にミドルレンジから狙うがことごとく跳ね返される。


54分、
2列目から飛び出したマニシェに3点目を決められ...
まだ残り時間は、
30分以上あったのだが、
正直トドメの一発に…。
この一発で、
余裕が持てたのか、
冷静な判断が出来たのか、
63分、
アゲエロ→ラウール・ガルシア
65分、
マニシェ→バネガへ。
下がり過ぎていたラインを修正にかかる。
前半開始時分は、
見られていた高い位置からのプレスも見られるようになってくる。


PSVも
70分、
アフェライ→ラゾヴィッチ、
74分、
ブレシェ→フランシスコ・ロドリゲスを投入して
状況打破に出るが...。
試合はそのまま、
3-0で終了。
アトレティコの完勝と言える内容だと言えるが、
どうなんだろう…
相変わらず魅力的なチームなことには違いないが。
ビセンテカルデロンでのマルセイユ戦、
勝つことは大前提だが、
内容が非常に重要になってくる。
早く、
リバプールとの試合が見たいね。