メジャーリーグはオフシーズンも熱い。

日本の感覚とは違い、
有名選手だろーが、チームの要の選手であろうが、
ごく当たり前のように移籍する。
そう、
あくまでビジネスの一環として。


今年は例年に比べて、
FA市場に大物は少ないと言われているが、
そんなこともないと思う。
目玉といわれるセンター3人衆のひとり、
トリー・ハンターがエンゼルス移籍が決定。
もともと守備の名手で、
7年連続ゴールドグラブ賞を獲得している。
一方、
バッティングは好打者だと思うが、
そう凄い数字を残してきたわけではない。
ただ、
狙っていたのか、運が良いのか…
契約最終年にキャリアハイを記録した。
そのエンゼルス
ハンターが加わることでギャレット・アンダーソン
RBIマシンのヴラディミール・ゲレーロと超強力外野トリオ誕生となる。
来シーズンのエンゼルスは怖い…。


実績ではNO.1のアンドリュー・ジョーンズだが、
ハンターとは正反対になってしまった。
契約最終年に最悪の成績だったから…。
過去の実績では、ハンターよりも遥か上だし、
A・ロッドにも負けないくらいのものを残してきた。
しかし、
HR26本はともかく、打率2割2分2厘はちょっと…。
人気急降下も頷ける。
このまま他球団が躊躇してくれれば、
アトランタファンからすると朗報も…。
でも、代理人が“あの”スコット・ボラスだから
そんなことはほとんど望みないな。


話題をさらっていた、A・ロッドの移籍問題は、
やはりというべきか、金額価値を吊り上げるためだったのか、
ヤンキース残留。
球団からしてみれば、
「出て行きたければ出て行けばいい」
と言っていたが、
結果を残せていない現状を考えると、
やはりドル箱スターは手放せないのかも知れないが…。
デレク・ジーター
「スター選手がいなくてもチャンピオンになれる」
という言葉は的を得ていると思うけど。
ちなみに、
金額は10年総額302億5000万円。
ここまで行くと、あまりに凄すぎて何も言えなくなる…。
なんでも、
A・ロッドの要求額は403億円らしいが…。


投手部門になると、
御大シリングはレッドソックス残留、
精密機械マダックスパドレス残留。
そして、
300勝投手グラビンアトランタに帰ってくる。
あの投手王国といわれた時代を知るひとり。
かなり年を取ったが、
生き残り、スモルツもまだまだ頑張っているので、
期待できそうだ。


日本を代表するクローザーの小林雅英が、
インディアンス入団が決まった。
正直、
それほどの価値があるとは思えないが、
やはり、斎藤や岡島の成功で日本人リリーフが評価を高めた結果だと思う。
頑張って欲しい。
クリーブランドで“コバマサ劇場”が見れるかなぁ〜。


ちょっと話は古くなるが、
両リーグのMVPが発表された。
ア・リーグは予想通り、
アレックス・ロドリゲスの圧勝。
ジョシュ・ベケットにあげたかったけど…
(まぁそれは絶対ないか…)
ナ・リーグは予想通りの混戦。
結局、僅差でジミー・ロリンズが獲得。
う〜ん…
やはり、
マット・ホリデーはダメだっかぁ…。
確かに、
ロリンズは個人成績も凄かったし、
フィリーズプレーオフ進出にも貢献したけど、
それも含めて、
やっぱり、ホリデーでしょう!!
全ては、
クアーズ・フィールドをホームタウンといているからなのか…。