いよいよ、強豪が登場してくるチャンピオンズ・リーグ予選3回戦☆
予選3回戦唯一の強豪チーム同士の対決となる
FCシャルケ04vsアトレティコ・マドリーの一戦。
昨期、
CLベスト8に残ったシャルケ。
結果だけ見ると確かに満足できるもの。
ブンデスリーガで唯一残ったので、
もちろん応援したのだが、
守って守ってカウンター。。。(T_T)
で、
最後はクラニー頼み...(><)
やっていたサッカーはイタダケナイものだった。
今シーズンは、
トゥエンテ躍進の立役者、
フレッド・ルッテンを監督に迎え、
大胆なスタイルチャンジの期待大(*^^*)♪
そしてオランダから、
オルランド・エンゲラール&ジェファーソン・ファルファンを引っ張ってきて、
ちょっぴり、
戦力UPもした感もある。
素行に問題があるとはいえ、
ファルファンのスピードはやはり武器になるでしょう。
通常、
ホーム&アウェー戦の場合、
2戦目がホームの方が有利といわれているが、
アトレティコはなんと言っても、
セルヒオ・アグエロがいない。
シャルケもラフィーニャがいないのだが、
ダメージ度で言えば、
比べものにならないでしょう。
しかも、
ブンデスリーガは、
リーガ・エスパニョーラより開幕が早いからコンディション的にも有利。
なので、
点差をつけて第2戦にプレッシーをかけるには、
絶好のチャンスだったのだが…。
シャルケのスタメンは、
ショーバー、バンダー、ヘヴェデス 、ボルドン、ヴェスターマン、エンゲラール、ジョーンズ、エルンスト、ラキティッチ、ファルファン、クラニー。
アトレティコ・マドリーのスタメンは、
レオ・フランコ、ペレア、ハイティンハ、ウイファルシ、アントニオ・ロペス、マキシ・ロドリゲス、パウロ・アスンソン、ラウール・ガルシア、シモン、シナマボンゴーユ、フォルラン。
アトレティコのシステムは、フラットな4-4-2。
一方のシャルケはルッテン、オハコの4-3-3。
エンゲラールがアンカーで、
その前にエルンスト&ジョーンズ。
このセンター3枚は、
シャルケのひとつのウリになるでしょう。
まさに、
バランサーの3人。
エンゲラールが加入したことで、
エルンストが守備に負われるシーンも減るだろうし。
とかく、
エルンストは守備の人
と思われがちだが、
前線に飛び出す能力もなかなかのもの。
なので、
チェルシーやバルサとはまた違った、
3センターハーフの面白みがあると思う。
両チームともサイドにキーマンがいる。
シャルケはラキティッチ&ファルファン。
アトレティコはマキシ・ロドリゲス&シモン。
それらのサイドの選手が前掛かりになって空いたスペースをどちらが突けるかが、
ポイントになる。
組み立て時のDFラインは低めに設定されているシャルケ。
DFラインの前にはエンゲラールorエルンストが
頻繁に顔を出すことで、
ポゼッションを高めている。
アトレティコは4-4-2だから、
シャルケのDFラインをケアするのは2トップのシナマボンゴーユ&フォルラン。
そのFWの間にエンゲラールorエルンストが楔のボールを受けようとすれば、
FWは中央に絞らないといけないので、
自然とジョーンズや前にいる中盤の選手がボールを受けやすくなる。
アトレティコ中盤の4枚は、
DFラインとの距離感を上手く保たなくてはならないが、
ボールを受けにいくジョーンズらにもケアをしなくてはならない。
前に行き過ぎたらバイタルエリアが空いてしまうが、
潰しにいかないと、相手に楽に前を向かれるてしまう状況。
アトレティコのサッカーは、
チームとして不完全な要素が非常に多いし、
いまいち何がしたいのか解らない。
昨シーズンのリーガ、
バルサに勝ち点3差の4位というのは、
申し分ない結果だったと思うが、
それに相応しいサッカーをしていたか…
と聞かれれば、
かなり厳しいと言わざるをえない。
ハビエル・アギーレ監督は、
メキシコ代表、
オサスナで結果を残した人心収攬術にかけて定評がある監督。
ただ、
アトレティコでは…。
基本、
アグエロ&フォルランの個人技頼み。
だから、
実力が劣るチームにはその2人だけで、
点が取れてしまうけど、
マドリーやバルサ相手には歯が立たない...。
なんか自分の中では、
弱いものイジメするチームってイメージが強すぎる。
まぁ、、、
プレミア&ユーロチャンピオンのあのチームよりはマシだけど…(^^;
さすがにその反省からなのか今年は、
まずは前線からの守備を修正しようと試みていた。
前線の選手は、
深追いしすぎないように非常にケアしていた。
そして、
中盤の選手もその前線に合わせるような高いポジション取り。
しかし、
肝心のDF陣の位置取りがかなり低かったので、
プレスが思うようにいっていなかった。
一方の攻撃面はというと、
両SHをかなりワイドに開かせて、
FWを中盤に下げる形が多かった。
個人の力に頼らず細かいパス回しで相手の裏を突こう作戦なんだろうけど、
いかんせん、
慣れていないからか、
まだまだ。
ゲームの序盤はシャルケが優勢。
エンゲラール&エルンストが確実に前線にボールを運ぶ、
ラキティッチはスルーパスで、
ファルファンは突破で仕掛けていく。
SBのパンダー&ヴェスターマンも積極的に上がってサイドで数的有利を形成。
シモンはかなり守備を気にしていたが、
やはり彼に守備を期待するのはちょっと酷というもの。
ただ、
シャルケはちょっとクロス一辺倒過ぎ。
さすがにあれだけ繰り返していては…。
それでも、
シャルケにはクラニーの高さという武器もある。
そして時折見せる、
裏への飛び出しの武器も兼ね備えている。
そんなシャルケの攻撃にアトレティコは押され、
レオ・フランコの好セーブ救われていた。
恐がるあまりDFラインを下げすぎた結果、
余計に押し込まれる展開。
何とか耐えていたアトレティコだったが、
30分にパンダーの直接FKで先制される。
これはさすがパンダーという強烈シュート。。。(≧▽≦)/
前半はこのゴールのみの1-0で終了。
後半に入ると、
ホームのシャルケが動く。
ラキティッチとファルファンの位置を入れ替えてくる。
はっきり言ってこれは意味不明。
突破力のないラキティッチをアントニオ・ロペスに、
ファルファンを足の速いペレアにぶつけても...(; ̄_ ̄)=3
嫌な予感したんだよなぁ〜
結局、
ファルファンは負傷退場してしまうから。
後半のアトレティコは慣れていないことをやめて、
いつもの個人技サッカーに切り替えていった。
この方が選手は戦り易いのか、
前半に比べるとシモンが目立つようになってきた。
ただ、まだまだコンディション不足か恐さはまだまだ。
さて、
シャルケはこの後どうするのか…。
ようやくらしさを取り戻したアトレティコは個人技でチャンスを作り出す。
シナマボンゴーユとフォルランのコンビプレーを随所に見せ、
決定機をいくつか作っていった。
先に動いたのはアトレティコ。
シナマボンゴユ→ルイスガルシア投入。
この交代は失敗だったと思う。
せっかくシナマボンゴーユが調子出てきていたのに...ね。
一方シャルケ...
ファルファン→ハリル・アルティントップ。
これは痛かった...(*_*)
ファルファン負傷離脱でプランが大きく変わった感があり、
追加点を狙いたいけれど、
どうも中途半端になってしまったような。
その後もアサモアを投入して何とかしようと試みるが…。
残り15分で、
2枚目のイエローでロペスが退場となり、
行けそうな感もあったのだが…。
結局試合は、
1-0のまま終了。
はっきりいって、
この結果はシャルケにとっては痛すぎるゥ〜!!!
勝負のファーストレグで最低2点差はつけなくては…。
全ては、
アグエロ次第...Σ( ̄□ ̄;)!!!
というか、
アルゼンチン次第。
北京オリンピックセミファイナルでブラジルに勝つかor負けるか...。
決勝まで行けば、
さすがにアグエロはセカンドレグは出れないだろーし。
しかし、
ファルファン負傷は痛すぎる(><)!!