とうとうプレミアリーグも開幕♪♪♪

昨シーズン、
2冠目前だったのに結局...無冠。。。(T_T)
しかも同じ相手にそのタイトルをさらわれ、
苦渋を舐めたチェルシー
モウリーニョ
グラント&テン・カテまでも切り捨て、
ルイス・フェリペ・スコラーリを監督に迎えた。
カリスマ性を持ち、
人心収攬術にも長けたフェリポンだが、
はたして、
勝つことは当たり前だが、
あのわがままオーナーを納得させられるようなサッカーを
魅せることができるのだろうか…。


そんなチェルシーの新戦力に、
デコ・ソウザとポジングワが加わった。
人材難だった右SB、
昨年あれだけ揉めたダニエウ・アウベスバルサに行き、
結局、
ポジングワになった。
まぁ、
デコもそうだが、
監督のリクエストでしょう。
しかし、
なんといっても注目は、
中盤の構成をどうするのか…。
移籍すると言われていた、
ランパードが結局、
契約延長で残留決定。
明らかに中盤の枚数が多い、
後々不満が出なければ良いのだが。。。(^^;)


チェルシーのスタメンは、
チェフ、ボジングワ、カウバーリョ、テリー、アシェリー・コール、ミケル、ランパードバラック、デコ、ジョー・コールアネルカ
システムは基本的には4-3-3。
ただ、
ミケルの他の前線の選手は流動的なポジショニングを取ると思う。
スコラーリの特徴として、
システムに捉われずある程度、
自由に動かす臨機応変さも見せる。


一方のポーツマスのスタメンは、
ジェームス、カブル、ヘレイダルソン、キャンベル、ディスタン、ジョンソン、ラッサナ・ディアラクラニツァール、ディオプ、デフォー、クラウチ
システムは4-4-2。
ムンタリ放出はかなり痛いと思うが、
ピーター・クラウチを獲得。
デフォー&クラウチのコンビはかなり期待できると思うが…。


序盤からチェルシーが見事なボールポゼッションを見せる。
まぁ、、、
ランパード、デコ、バラックを同時起用すればそうなるわ。
しかもJ・コールまでいるわけで。
スペインのあのチームのようで、
ちょっとプレミアっぽくない...ケド(^^;


チェルシーの両SBは、
高い位置をキープして積極的にサイド攻撃を担う。
SBにボールが入ったときは、近くにいる選手がフォロー。
デコ&J・コールは自由に動き回る。
右ウイングに入ったデコは、
イニエスタのような動きをしていた。
デコは中盤の位置にも頻繁に顔を出す。
ラッサナ・ディアラにしろ、カブルにしろ、
ランパードバラックをケアすればと思っていたはずだが、
そこにデコやJ・コールが頻繁に出てくるからかなり戸惑っていた。
中央での圧倒的な数的有利を活かしてチェルシーは攻撃を組み立てる。


デフォー&クラウチは中盤まで降りて守備をしないので、
中盤の底は比較的自由でボールを自由に回せる状態。
そして相手は、4-4の2ラインで、
チェルシーの攻撃は、ミックスの3ライン。
2ラインと3ラインが戦えば、自然と相手の隙間でボールを受らけることが多くなるチェルシー
隙間でボールを受ければ、
勝負!!
狙いとして、相手の裏にボールを入れる場面が目立った。
ジェームスが前に飛び出す素晴らしい判断力で攻撃を防いでいたが、
防戦一方。


12分にチェルシーが先制。
デコ→アネルカバラックとワンタッチでつなぎ、
J・コールが裏を取り落ち着いて決める。


デコが中盤に降りることで、
まるでバルサのようにボゼッショんがスムーズに出来てるし、、
ランパードはどんどん前に飛び出していけるし、
またいつもだったら、
サイドに流れて仕掛ける傾向のアネルカは中央にどっしり構えさせて、
サイドはSBと中盤の選手に任せろということなのだろう。
J・コールは両サイドに顔を出し、自由にプレーしていた。


ポーツマスのシステムは4-4-2のフラットなのだから、
前線から相手を追い掛け回わせないと正直キツイ。
ポーツマスの前線クラウチ&デフォーは、
2人は守備のとき、横に並んでいた。
CBにプレスをかけようとする意志は見られたし、
クラニツァールボジングワにすぐ寄せた場面からも、
ポーツマスは前から守備を行いたかったに違いない。
しかし、
クラウチとデフォーの間にはミケルがいる。
何も考えずにプレスに行けば、
クラウチとデフォーの間にクサビのパスを通されてジ・エンド。
なので、
クラウチとデフォーは闇雲にプレスにいけなくなる。


では、
ミケルに誰がつく?...誰が付ける??
ラッサナ・ディアラとカブルはランパードバラックをケアといけないし、
DFとの距離を考えたポジショニングを取る必要がある。
ディオプたちが中に絞れば、
低い位置で相手のSBがフリーになる。
つまり、
より危ない状態となると。。。(*_*)


こういう場合たいていは、
FWを縦の関係にして対応する。
デフォーがミケルを見ることになるのかな。
しかし、
そんなことは行われず、
ミケルはフリーなまま、時間だけが過ぎていった。
せっかくDFラインを高く維持して、
中盤のラインも高くしているんだから…ネ。
たとえば、
24分にランパードバイタルエリアでフリーでボールを受けたシーン。
チェルシーの中盤の選手に前を向かせないようにプレスをかけたのは良いが、
J・コールとアネルカに気を取られたDFラインが、
プレスに連動したライン設定できずにランパードをフリーにしてしまった...(x_x;)


そしてその直後の26分にチェルシーが追加点。
クラウチの中途半端な守備から、
バラックにボールを繋がれ、
サイドをボジングワが突破してクロス、
最後はアネルカが頭で押し込んで2点目。
やっとデフォーが守備をし始めたのだけど、
相手のDFから中盤にボールが入った瞬間を狙って挟み込みで、
もうひとりはリターンパスコースを切るんだけど、
そのクラウチが…(x_x;)


38分にバラック→マルダ。


ロスタイムにデコのパスから、
J・コールが裏に抜け出してクロス。
相手の手に当たって、
ペナルティー...(><)
これをランパードが確実に決めて、
3-0で前半終了。


さすがにアウェーで3点差をつけられたからか、
後半に入ってもポーツマスに特に動きは見られなかった。
ディオプがフィジカルを活かしたキープ力で何度か状況打破を図るが…。
一方のチェルシーは集中したより守備面に守備してきた。
分かっていても恐い、
クラウチの頭や、
クラニツァールのケアもバッチリ出来ていた。
前半で試合はほぼ決まっていたが、
終了間際に
デコがミドルを決めて、
4-0で試合終了。


チェルシーは縦のギャップを上手く活かしていた。
積極的に相手のゾーンの隙間に選手を飛び込ませる。
さらに流動的にポジションを変えることで、
ゾーンをさらに攪乱させていた。
ランパード&デコ&バラックがオープンな状況でボールを持つと、
相手のDFラインの裏にスルーパスを狙う。
抜群のタイミングでアネルカやJ・コールが前線に飛び出す。
それだけでは中を固められてしまうので、
SBを利用したサイド攻撃でワイドオープンな攻撃を仕掛ける。
相手とすれば、
SBが高い位置を取るので、
中盤でボールを取り返せれば、
絶好のカウンターチャンスにはなるハズ。
ただし、
中盤でボールを奪い返すには、
連動性かつ献身性を兼ね備えたプレスが必要不可欠。


まだ、
一試合しか見ていないのでよく分からないが、
徹底したポゼッションサッカーを目指すのかな…
フェリポンは。。。(?_?)
それとなんか、
やっとアネルカはチームに慣れてきた気がする。