以前にも増して自分の職種に女性が日々参入している。


これから、コンピュータが増えていくことはあっても、
減ることは考えられないし、
そのときに新しい「使い手」が増えていくことも
当たり前のことなんだから、
いままでの「市場」が変化しないわけはない。
コンピュータやらインターネットというものを、
「よく理解している人たち」の市場は、
「買い換え需要」のための「秒進時歩」をくりかえして、
煮詰まってきていると思う。
しかし「よく理解してない人」たちだって、
いずれは
コンピュータもインターネットも使うのだし、
いまはそっちの人口のほうが多いのだから、
「いつか」は「いつか」はじまるに決まっている。


「よく理解してない人々」とは、馬鹿な人々のことではない。
それじゃ、自分だって大馬鹿^^;
WEBアプリケーションの仕組みや、サーバーなりのことを
よく理解していないだけで、「その他」の生活の知恵は、
いっぱい持っているはず。
昨日初めてパソコンを買ったという人でも、
毎日言葉を使って生活しているし、考えている。
その意味では、
コンピュータに詳しい「世間の狭い人」よりも、
ずっと賢い。


業務の中に
WEBサイトの総アクセス数を上げるために、
まことに泥臭いがんばりを強いられることがある。
SEO対策なんて偉そうな名前を使って、
どうすれば人気サイトになるかを
教えてくれる人はいっぱいる。
それはそれで、ひとつの正解だろう。
でもそれは、ほとんどのケースにおいて
「その時現在」の方法にしかすぎないと、
実感させられる。
そして、その結果の
毎日3万とか5万とかのページビューのうち、
たぶん8割以上が、コンピュータを
「よく理解してない人々」なんだろうと思う。


女性たち、子供たち、老人たちが、
どっとこの世界に流入してくることは、
とてもいいことだと思う。
人が人とつながっていることを実感できると、
家から外に出にくい人々の生き方は、
ずっと豊かになるからだ。
それは、自宅にいながら買い物ができて便利
とかいうことではなくて、
おおぜいの他者の、たくさんの思いや考えを、
自宅にいても知ることができるということによる。


『人はけっして独りぼっちではない』
ことを実感できるから…。