「今のままでいいの…?!」


きっと誰でも、一度は思ったりあるいは、
誰かから言われたことはあるだろう…。
そう…
いろんな人がいろんな所で言っている。
そして、いかにも簡単にできそうに言っているんだよなぁ、
これが。


『そうは言っても、なかなかみんな変われるものじゃない!!』


変わったつもりでも、その状態にまた満足してしまうとか、
そう思っているだけで何もしないとか、
「“らしさ”が大事!!」
なんていう台詞で逃げているだけとか、
根本は変わらないようにしてしまうとか、
それを否定しているわけじゃないんだ。
ただ、
変わるということの難しさを、なめちゃいけないと思う。

“必ず変われる方法”なんてものは、、
「変わらないと死んじゃうよ」という場合くらいだと思う。
行き場がなくなければ、新しい場所に行けば良い。
しかし、今日生活できて、
今日まぁまぁの一日が送れていて、
それでも、変わるなんてことが、簡単にできるはずがない。

このブランドの服が飽きたから、
新しいブランドのものにするなんて具合に、
人生を変えるなんてことは、当然ながら訳が違う。


引っ越しすることも、
学校や会社を決めることも、
学校や会社をやめることも、
決めることは“怖い”。


恋愛することも、
結婚することも、
失恋することも、
転職することも、
死別することも、
子供の頃だったら、それこそ、
席替えや、クラス替えだけでも、
ドキドキしたもの。

「変わることなんて簡単だ」と他人に説教をしている人でも、
自分のこととなると悩んだり迷ったりするだろう。


他の人間を「安く見積もって」、
変われだの、飛び出せだの、死ねだの、言うのは、
正直、信用できない…。


それを決めるのは自分だけしかいないのだから。